セブ島語学留学時のビザ取得について。1ヶ月以上の留学のときは?

セブ島への語学留学時にちょっと心配なのはビザの取得です。
日本のパスポートは強力なので短期間であれば多くの国に事前のビザ取得無しで入国可能ですが、英語留学となると期間が1ヶ月以上になることも多く、ビザ無しではダメな場合も出てきます。

そこでセブ島があるフィリピン入国時のビザについて検討したいと思います

日本人は30日以内はノービザでOK

まず、1ヶ月(4週間)のセブ島留学の場合。
この場合は実際の滞在日数が28日間になるわけですが、日本人はもともとフィリピンへ30日間まではノービザで入国が可能なため特に事前の手続きは不要です。

中国人などは短期間でもビザの取得が必要ですので、日本人でよかったと実感できますね(笑)

ということで4週間までの留学ならパスポートだけあればOK

31日以上の留学では事前取得と現地で延長の2種類で対応

逆に31日以上の留学の場合は通常通りビザの取得が必要となります。
ビザの取得方法は大きく分けて2種類

  • 事前に日本国内(居住国内)で取得
  • とりあえずノービザで入って現地で延長

それぞれメリット・デメリットがあるのですが、事前取得はかなりめんどくさいので現地で延長するのが現実的ではないかと思います。

事前に日本国内(居住国内)で取得

事前に日本でビザを取得する場合、59日まで滞在可能な9(A) VISAの取得が可能です。

こちら現地で延長するより費用が安い
とりあえず入国時にビザが確定しているので安心、などのメリットがありますが手続きが超めんどくさいです。

あまりおすすめできないのですが、今回僕は「香港在住の日本人でも香港でフィリピンのビザが申請できるのか?」という興味を持ってしまい、とりあえずトライしてみましたのでその様子を紹介します。

必要書類等は日本で申請する場合でも同じです。

で、ビザの取得には本人がフィリピン領事館に行って申請する必要があります。フィリピン領事館は日本国内に4箇所、我が香港では香港島に1箇所しかないので、この時点でかなりめんどくさいです。

そして必要書類がヤバイ

  • パスポート原本&コピー一部
  • 香港(海外)在住の場合は居住国のビザのコピー
  • ビザ申請書(領事館にあります)
  • パスポートサイズのカラー写真
  • 経済能力を証明する書類(預金通帳。最近3ヶ月の取引明細のコピー)
  • 日本(居住地)においての職業を証明する書類(学生の場合は学校発行の在籍証明。会社員の場合は勤め先発行の雇用証明)
  • フィリピンでの宿泊先の証明(留学の場合は留学先の学校がくれます)

と、これを見ただけでやる気が無くなります(汗)

特に面倒なのが雇用証明書。
僕は香港で自分で会社をやっていますので、自分で作って自分でサインすればOKでしたが、そうでない場合、会社にサインしてもらわなきゃいけないのでちょっと面倒。

で、これらの書類を揃えてフィリピン領事館へ行きます。

こちらが香港のフィリピン領事館
ちなみに日本の領事館なら日本語が通じると思いますが、香港を含む海外だと英語で対応が必要になり、これから英語を勉強しに行くのに英語で手続きするという矛盾に陥ります。

まぁ、番号札をもらって、とりあえず必要書類を全部窓口に提出すればOK。
アレコレ聞かれたら頑張るってことで。

日本で取得する場合の費用がわからないのですが、香港で取得する場合はHKD240が必要です。ここで気をつけなければいけないのは費用が先払い。種類審査が終わるとレシートみたいな紙をくれるのですが、これをもってCashierと書かれた窓口に行って支払いを済ませてから帰る必要があります。

ちなみに。。。
僕はこの支払を忘れて帰ってしまい、1時間後にフィリピン領事館から電話をいただき、また戻ることになりました(T T)

VISAは当日発行されませんので1日もしくは2日後に再び取りに来る必要があります。ちなみに1日後なのか2日後なのかでビザの申請費用が違います。1日発行だとHKD300ちょっとだったと思います。

という感じでビザの事前取得は可能ですがとてもめんどくさいです。

とりあえずノービザで入って現地で延長

そういうわけで、おそらく殆どの方がノービザで入って現地で延長を選ぶはず。

こちらのメリットはとにかく簡単。
ほとんどの語学学校ではビザの延長をサポートしてくれていますので、学校の指示に従えば問題ありません

必要書類は以下の通り

  • パスポート
  • 2cm x 2cmの写真
  • 申請費用(期間によって異なりますが3,000ペソくらいから)
  • 申請書類(申請窓口でもらう)

学校によっては若干手数料プラスで手続きを代行してくれます
僕が留学するQQ Englishでは59日間までの延長で3,340ペソ(2018年8月現在)で延長可能とのことでした。差額300ペソで面倒な手続きをやってくれるなら頼んだほうがいいかと・・・

現地延長時の航空券はどうすればいいのか?

この場合ちょっと気になったのが航空券。

実はフィリピン、入国時に帰りの航空券がないと入国できません。
(正確には日本での搭乗時に飛行機に乗らせてもらえない)
このため入国時には必ず帰りの航空券を準備していく必要があるのですが、現地延長前提で航空券を準備するとビザの期間(ノービザの30日)より長くなってしまいます。

これ怒られるんじゃないの?

とおもったのですが、QQ Englishの中の人に確認したところ、搭乗時になにか言われたら「入国後にビザの延長をする」と回答すれば大丈夫とのことでした。なんとも緩い規制で~

帰国日程が決まっていない場合はどうすればいいのか?

羨ましいほど自由な話ですが、中には語学留学に行くけどいつ帰るかはその時の気分次第で~という方もいらっしゃる模様。こうなると先に書いた「帰国時のチケットをどうするか?」という問題があります。

格安でフィリピンに行くにはLCCを活用したいけどLCCは搭乗日の変更ができないし・・・

そんなときの裏技が「捨てチケット」です。

捨てチケットはその名の通り、実際は使わずに捨てちゃうチケット。
入国時に必要なのは日本からの往復航空券ではなくフィリピンから出国する航空券なので、フィリピンから最も安く行ける他国へのチケット(コタキナバル行きなど)をとりあえず購入し入国しちゃおうという荒業。

あとは気の向くままにビザを延長し、帰りたくなったら帰りの航空券をゲットして日本に帰ればOKです。

最安値の航空券はスカイスキャナーなどでマニラ発マレーシア行きのチケットを検索すれば大丈夫。どうせ乗らないので発着はどこでも構いません。フィリピンから国外に出れればOK。

コタキナバル行きのチケットであれば4,000円前後で買えるはずなので、あとはチケットの変更費用と捨てチケットの費用を比較して安い方を選べばいいと思います。

 

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