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[アンコールワット旅行記] アンコールワット観光 大回りコースサイクリング
アンコールワット旅行二日目。
昨日、小回り観光コースをトゥクトゥクで廻った際に思ったのですが、アンコールワットの街は凄く綺麗で道の整備状況も良好なのでサイクリングに最適なんじゃないかと!
トゥクトゥクで廻ると見落としちゃう景色も多いので、コレはレンタサイクルを借りてゆっくり自分のペースで見て回ったら楽しいんじゃないの?ってことで今日は大回りコースを自転車で廻ってみようと思います。
アンコールワットのレンタサイクル・レンタルバイクは?
今回は自分の自転車を持ってきてないのでアンコールワットでレンタサイクルを借りることにしました。レンタサイクル自体は街中に結構たくさんあるほかにホテルなどで用意してくれている場合も多いみたい。
費用はだいたい以下の通りです
- ママチャリ:USD2/日
- MTBなど:USD5/日
- 電動バイク&エンジンバイクUSD10/日
どれが良いかという話ですが、まずアンコールワットの観光コースは小回りコースで27kmくらい、大回りコースだと35kmくらいあります。観光は天気が良いときの方が景色も綺麗で気持ちいいのですが、昼間はものすごい炎天下を走ることになるので熱さの中この距離を走れるかが問題になります。
僕はもともと自転車乗りで慣れていますが、それでも途中ふらふらになったので・・・。普通の方が廻るなら電動バイクが良いんじゃないかと。また、自転車にする場合でもママチャリだと厳しい距離になるのでMTBなどを借りた方が良いと思います。
レンタルバイクの多くは整備がアレなのでレンタル時にブレーキやギアがちゃんと動くか確認しておくのがおすすめです。
大回りコースを自転車で行く!
というわけでアンコールワットサイクリングへ出発!
シェムリアップの市街地は非常に綺麗に整備されてて街中をブラブラするだけでも楽しげです。また、裏道に入るとローカルな雰囲気も満載でそれはそれで楽しい。
途中で揚げバナナをゲット。
値段は相変わらず観光客価格でUSD1とか言われたときはマジかよと思いましたが、サイクリングと言えば買い食いなのでコレは外せない。
シェムリアップの市街地からアンコールワット遺跡までは片道6kmくらい。
周囲の景色を眺めながらのんびり走ればあっという間です。
今日はですね~、昨日より天気が良くて景色も良さそう!?
青空にたなびく雲、そしてお堀に映る逆さアンコールワット!
これですよ、これ。アンコールワットに来たらコレを見ないわけにはいきません。
うん、いい絵が撮れた(笑)
アンコールワット遺跡の中は昨日探検したので今日は外からチラッと見て素通りします。
アンコールワット遺跡からさらに北へ。
アンコールトムの手前で人気のない小さな遺跡「バクセイ・チャムクロン」
周辺にある遺跡の中で唯一のピラミッド型遺跡で外周壁が消失しているためその美しい形をはっきりと見ることが出来ます。
こういう目立たない遺跡に立ち寄れるのも自転車ならではってことで♪
南門からアンコール・トムへ。
この時点で走り始めてから8kmくらいなのですが、既に熱さでフラフラになり近所の売店で帽子を買いました。この帽子がまた言い値でUSD5とかなりぼったくり価格で・・・。
コースの半分くらいはジャングルの中で、木陰に入るとそれほど暑くありません。
アンコール・トムに到着。
こちらも昨日観光済みなので外からチラッと眺めて先に進みます。
アンコール・トムの北側で表通りを外れて未舗装の裏道へ。
埃の舞う赤土の道を走るのも、これまた楽しい。
裏道沿いにはうち捨てられ感満点の小さな遺跡が並んでいます。
勝手に中に入って覗いても良い模様。
このーき なんのき きになるきー、的な木が生えてる~
下は大きな木陰になってて格好の休憩スポットなのですが、油断しているとトゥクトゥクの売り込みが集まってくるので大変です。
アンコール・トムの北門を抜けて少し走ると・・・
プリヤ・カン
左手に参道が見えてきて、プリヤ・カンに到着。
プリヤ・カンはジャヤヴァルマン7世がチャンパ軍との戦いに勝利した記念に建てた寺院で、かつては仏教大学としても利用されていたとか。
周囲にはお堀が掘ってあってコレがまた美しい。
かつては300体近い仏像が奉られていたそうです。
この崩落っぷりが探検感満点ですね~
壁面には美しいレリーフが多数残されています。
外に出るとジャングルに浸食されている様子を見ることも出来ます。
プリヤ・カンを出たところにある売店で小休止。
街から外れたので安くなっているかな・・・
と期待するもやはり観光客価格で野菜入りインスタントラーメンがUSD6だった衝撃。
プリヤ・カンの東側の入り口(先ほどは西から入りました)に入ってみると寺院とは反対側の湖の景色が素晴らしすぎて感動モノ!
湖面に映る雲もまた美しい!
天気が良いと超暑いけど、この景色を見れるなら納得だ。
ニャック・ポアン
湖に沿って東に向かいうと、湖のちょうど中央付近に湖を横断する形で道があるのでそれを進みます。
これがまた湖を横切る素敵な道に。
これまた美しい景色を眺めながら先に進むとその奥に・・・
ニャック・ポアンがあります。
ニャック・ポアンは病を癒すといわれるヒマラヤの神の泉「アナヴァタプタ」を模した治療池といわれ、70m四方の池の中に中央にほこらが建っています。
今は雨期の終わりなので池に水が入っています。
が、あまり綺麗な水ではなくて病が治りそうな感じはしない(笑)
池の畔には小さな祠もあったりしますが詳細はよく分からず・・・
タ・ソム
ニャック・ポアンの東側にある小さな寺院がタ・ソム。
ガイドブックにも名前しか載ってないマイナーな寺院ですが、こういう手つかずの所の方が見応えがあったりもします。
ほとんど修復が入ってない様子で、観光する人も疎ら。
それほど大きな遺跡ではないけど、苔むした祠が非常に良い味出してます。
この感じが良いね~
木陰の道は気持ちいいですが、既にかなりフラフラ・・・
ちなみに水分や食糧の補給は各遺跡の入り口などに売店があるので問題なく可能です。ただ、場所によっては水1本USD2とか言ってくるので要交渉。普通はUSD0.5くらいで買えます。
ふとみると周囲が田んぼになっています。
こういうのんびりした風景の中を走るのは非常に気持ちが良い~。
東メボン遺跡
タ・ソムから南へ走ると右手に見えてくるのが東メボン遺跡。
東メボン遺跡はラージェンドラヴァルマン2世がシヴァ神と両親をたたえるために作った寺院といわれ、かつては東バライ貯水池(今は干上がって跡形もない)の中央の人工島に建っていたそうです。
中央の祠には1体の仏像が奉られていました。
道ばたでは山羊が放し飼いになって居たり~
はたまた広大な田んぼの景色を眺めながらさらに南へ。
プレループ
プレループの名前は、プレ=変化、ループ=体の意味であり、かつてこの遺跡内で行われていた死者を荼毘に付す儀式に由来しているといわれています。
塔門を抜けて目の前にあるのが死者を荼毘に付すのに使われたという石棺。
プレループはアンコールワット遺跡のちょうど東側にあり、もうちょっと遅い時間だとここからアンコールワット遺跡方面の夕日を眺めることが出来るそうです。今回は、再びアンコールワット遺跡に戻って夕日を楽しみたいので断念します。
スラスラン
プレループの南側にある大きな池がスラスラン。
スラスランはジャヤバルマン7世が王と王妃が使う沐浴池として作ったものらいしのですが・・・
でかすぎだろ!
などと突っ込みながら西へ。
昨日チラ見しかできなかったタ・プロームがあるのですが、既にエネルギー切れで登る気力がありません。。。
再びアンコール・トムの東側まで戻って来ました。
何気に掛かっている木橋が良い味出してます。
トマノン&チャウ・サイ・テヴォーダ
アンコール・トム遺跡の東側にひっそりと建っているのがトマノンとチャウ・サイ・テヴォーダという2つの遺跡です
こちらがチャウ・サイ・テヴォーダ
こちらがトマノン。
トマノンは小さいのですが非常に洗練されたデザインで美しい建物。
東門から再びアンコール・トムへ。
そろそろ夕方なので急ぎアンコールワット遺跡に戻ります
夕日に染まるアンコールワット遺跡を堪能する
サイクリングの最後は夕日に染まり朝とは違う表情を見せるアンコールワット遺跡を堪能したいと思います。
お堀の外側に座り日没を待ちます。
だんだんと朱色に染まっていくアンコールワット。
正面から見ると夕日が背になるのですが、コレはコレで美しいモノです。
最後にちょっと離れた畑の向こうに沈む夕日を眺めて今日のサイクリングは終了。
あとは完全に日が落ちる前にシェムリアップ市街までダッシュで帰ればOK~。
っていう感じでアンコールワットの大回り観光コースを自転車で廻ってみました。
とにかく暑いので距離の割には体力的にキツイですが、自分のペースでゆっくりと各遺跡を巡れるので楽しいと思いますよ~
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