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深セン 羅湖商業城でコピーブランド品を上手に買う方法
事の善し悪しは別として、多くの人が実は興味があるんじゃないかと思う深セン・羅湖(ローフー)の偽物・コピー商品。当サイトでも、コピー商品を販売している店がガッツリ集まっている羅湖商業城の記事はいつも人気だったりする感じで・・・(笑)
日本からの出張者が来たら、結構な割合で偽物やコピーブランド品のこと聞かれるしね~。とはいえ、日本帰国時に税関で見つかったら面倒なことになるので、お奨めはしませんが。。。
その辺の事情を理解した上で、それでも買ってみたいんだ!という方のために、羅湖(ローフー)商業城での上手な値切り交渉の方法を紹介しておこうかと思います。購入はくれぐれも自己責任で。。。
あ、ちなみに交渉の手順やコツは女人街でも同じかもw
値段なんて有って無いがごとく・・・
まず、一番大事な値段について。
もうね、値段なんて有って無いようなものだと思って臨みます。
これ幾ら?と聞いて帰ってきた値段の半額以下は確実、商品の種類や相手の交渉術によっては、特にコピー商品の場合90%OFFくらいでも行けます。逆にオリジナル中華商品は値引き幅がなかったりもします。
交渉のパターンはこんな感じ。
- これ幾ら?
- 超高い値段を回答される
- そりゃ、高い!
- それじゃ、幾らなら良いんだと聞かれる
- 値段を回答
- それは無理だ、俺も譲歩するから貴方も譲歩してくれ
- 間を取ってこの辺でどうだ!
大事な店は二つ。
「こちらの希望価格を聞かれる」「最後は間を取ってくる」というところです。
まず、希望価格についてですが、よっぽど高い金額を言わない限り「OK分かった」となることはありません。もしなった時は店員大満足だと理解しましょう。むしろ、この時、幾らと答えるかはあまり意味が無く、単に落としどころを探られているだけです。
なので、あり得ないくらいの安値で答えるのがGood(笑)
日本人はつい「あまり安く言うとはずかしかも。。。」と考えて高い価格で答えてしまうのですが、これでは相手の思う壺です。ここはふっかけてくる相手に対抗して、あり得ない価格で応戦しましょう。
なので提示価格の10~20%くらいで答えてもOKです。
ここで価格が安すぎて「そりゃ無理だ」と諦められるときがありますが、同じ商品は他の店舗でも売ってますので、他で探してもうちょっと高い値段で答えれば大丈夫。軽い気持ちで価格調査♪
で、話は二つ目の「間を取ってくる」に続きます。
最初の段階で幾らと答えても、最終的には「じゃ、お互いの間を取ってこれでどうだ?」となる場合が多いです。つまり、最初の段階で店員の心が折れない程度で且つ最安値を提示し、交渉を有利に設定する必要があるということです。
もっとも、「間を取って」といわれても応じる必然性もないので、これ以上はダメだと主張しても問題ないです。ただ、相手は中国人なので面子を立てつつ落としどころを作ってあげる余裕代は必要です。
2回くらいは帰るフリをする
上記の手順で交渉を進めますが、こちらが欲しそうにすればするほど相手の態度は頑なになり価格交渉に応じなくなります。
このような場合は「じゃ、いらない」といって帰っちゃう。
心の中では名残惜しくても、そんな素振りは一切見せず出来るだけサクッと店から出ましょう。大事なのは店の中で言うだけではなく、サクッと店から出ちゃうことです。
多くの場合、「ラストプライス!」とか言いながら店員が追いかけてきますので、スムーズ且つ相手が追いつけそうなスピードで移動するのが重要です(笑)
こうなれば交渉はこちらのペースなのですが、ここですぐに店舗に帰ってはいけません。帰るとまた向こうのペースに乗せられてしまうので、食い下がる店員を制しつつ、こちらの条件を呑むのかどうかを回答させます。
だいだい、それは後で相談しよう、とにかく帰ってこいと言われますので、「それならいらない」といって2回目の帰るフリを実行します。
ここでまた「ラストプライス」といいながらこちらから条件を引き出そうとする場合が多いですが、ここは応じずに「私の条件を呑むか、出来ないなら貴方のベストプライスを下さい。これがラストチャンスで判断する」と回答するのが良いかと思います。
交渉が決裂したけど実は欲しい
上記の流れで交渉すると結構厳しい話になるので、店員が諦めて「このケチが!」的捨て台詞を残して立ち去ってしまうことがあります。
でも、実は欲しいってことありますよね~
そんなときは、5分くらいしてから同じ店に戻っても中国人はそんなこと全然気にしません。日本人的には恥ずかしい気持ちがあるのですが、彼らはどちらかと言えば交渉できずにぼったくられる方をバカにしていますので、厳しい態度で挑んだ方が印象も良いはず・・・?
で、再び戻ってちょっと高めで交渉すればOK。
また、多くの場合、商品の仕入れ元は一緒だったりするので他店舗に行っても同じ商品を買うことは可能です。なので、先ほどの経験を元に提示価格を若干上げて他店舗で交渉するというのもOKです。
品質の良い物は最初に出てこない
コピーブランド品には使用している材料や品質によってランク付けがあります。品物を見ていると「これはSランクだ!」とかしきりに店員が言ってきますが、全くアテになりません。どれもこれも全部Sランク(笑)
しかも。。。
彼らとしては仕入れの安いB級品を高く売りつけるのが一番儲かるため、最初に出てくるのは品質の悪い商品なことが多いです。いいものを安く売ろうという気持ちは全く無いと考えた方が良いです。同じコピー商品と言ってもビックリするくらい品質が違いますので、必ず見比べてから買う必要があります。
パッと見で品質が判断できなくても、「バッドクオリティだよ、これは~」と言い張れば大丈夫。
グダグダいっていると、棚の奥の方から良い物を出して来たり、仕入れ先に電話して良い物を持ってこさせたりするので、ここで各商品を見比べればすぐにその差が分かるかと思います。
多少広東語が話せる方が良い
商業城の店員の多くは英語が話せますので英語で交渉OK。
しかし百戦錬磨の中国人店員からしたら、初めて羅湖商業城でブランド品を買うような旅行客は格好のカモなのです。最初から舐められてる。
なので、少々でも広東語を使って「香港経験はあるんだぜ」アピールをしておくと、態度が多少違います。
「すいません」→「ン・ゴーイ」
「いくら?」→「ゲイ・チン・ア」
「高い!」→「タイ・グワイ・ラー」
「安くして~」→「ペン・ディー・ラー」
「いいでしょ?」→「OK・ラー」
などを頭に入れておくと、少しは交渉が有利に進むかもしれませんが、ネイティブではないことはすぐにバレますので、香港在住アピール程度に考えておいた方が良いように思います。
それでも中国人にはかなわない・・・
結局のところ、彼らのお金に対する執着と交渉力には日本人では太刀打ちできません。なので、最終的には若干丸め込まれることになるのですが、おそらくそのくらいでちょうど良いのではないかと思います。
先にも書いたとおり値段なんて有って無いようなものなので、自分がどのラインで納得できるかだけを基準に考えればいいかなと。
上記の内容を読んで「めんどくせ~」と思われる方は、高い値段で納得するか、もしくはそもそも羅湖商業城はお奨めできません。めんどくさい交渉を通して深センの空気を満喫しちゃうくらいの、おおらかな気持ちで楽しむ場所が羅湖商業城なのです(笑)
個人的には中国人のエネルギッシュな面を体感できて面白いと思うんですけどね~。
なお、最後にもう一度書いておきますが、コピー品の購入は違法ですのであくまで自己責任で!
住所 | 深圳火车站广场路25号 |
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この記事へのコメント(9件) |コメント入力欄へ
興味深く、読ませて、戴きましたが、今現在も営業中でしょうか、お尋ねします。
ina 様
返事有り難う御座いました。
近々行ってみようかと計画して居ますが、急激な円安で、躊躇して居ます。行ってきましたら報告します。 健
とても楽しく拝読しました!
中国なのでもちろん元ですよね?
近くに換金場所はありますか?
>コウジさん
はい、もちろん元です。
両替はイミグレを出てすぐの所にもありますが、あまりレートがよくないのでイミグレの2F出国ゲート付近の両替屋がオススメです
クレジットカードは使用可能でしょうか?現在も営業してますでしょうか?
>ゆりあさん
現在も元気に営業中です
クレジットカードは使える店もあるかもしれませんが、そもそも怪しい場所なので現金決済された方が良いかと思います。
拝見させて頂きました。
現在20歳なりたての学生です。
こちらは羅湖商業は現在も営業中でしょうか?
6.7月に行く予定です。
また、深センの他にも広州へ行く予定です。
他にもコピー商品が売ってある場所があれば教えて下さい。(可能であれば多く回りたいです。又、観光客が少なく安い方がいいです)
当方、去年19歳の時に中国の義鳥と上海を1人で3週間ほど訪れました。
義鳥では、HUBLOTの時計を180元から85元まで下げ、他にも半額ちょっとまで下げました。(品質はまあ良いと思います)
上海では、ヴィトンのバックを1000元から300元で購入しました。
交渉には慣れてると思います。
深セン、広州は価格的には、どうでしょうか?
時計は深セン。衣類は広州。でしょうか?
長くなりましたが宜しくお願い致します。
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