二階建てバス&ミニバスの乗り方
「香港の地下鉄の乗り方」に書いたとおり、香港の主要な交通手段の一つに路線バスがあります。香港の路線バスはかなり細かく網羅的に走っているため、香港に住む人の足としてかなり重要らしいのですが、出張や観光でも便利に使うことが出来ます。
このバスには大きく分けて2階建ての大型バスと、ワンボックス車を利用した15,6人乗りのミニバスの二つがあり、さらにミニバスは車体が赤いバスと緑のバスの二つに分かれています。乗り方がちょっとずつ違うので、それぞれ解説しますね~
大型の2階建てバス
まずはメインのルートや距離のある路線を走っている大型バス。
細かいことを書くとバスには九龍バス(KMB)、シティバス、ファーストバスなどいくつかの会社があり、それぞれに路線を持ってるのですが乗り方は皆同じなので気にする必要はないかと思います。
あとで書くようにミニバスはいろいろハードルが高いので旅行でちょっと香港に来たという場合は、こちらのバスくらいにして置いた方が無難なような気がします(笑)
んで、こちらの大型路線バス、ほとんどの車両が2階建てなんですよ!
しかも2階の最前列は高い位置からがぶり付きで香港の景色を眺めることが出来る絶景スポット♪
しかし、このバスものすごくバランスが悪そうで倒れたりしないのか心配なほどw
九龍から香港島へ通じるトンネルを超えていく路線もあり、路線さえ選ぶことが出来れば、ほぼどこにでも行ける便利さ!
香港の中心部「セントラル」あたりではもうゴチャゴチャなくらいたくさんの路線バスが走っています。この状態なので渋滞もしばしばで時間の余裕のない時は地下鉄など他の交通手段を利用した方が無難です。
路線にはそれぞれ番号が振られており、まずバス停にある路線図で自分が乗りたい路線を探し、続いて走っているバスの前後に表示されている路線番号(上の写真だと「1」ですね)をチェックしてバスに乗り込みます。
ちなみに路線番号は、コースが同じなら行きも帰りも同じ番号となっているため、乗車する方向を間違えると逆方向のバスに乗ってしまう可能性があるので注意が必要です。
運賃は先払いで乗車時に支払います。
運賃は安く、数百円もあれば香港市内を2階建てバスで観光できるので、乗ってみると面白いと思います。
面白いのは運賃の設定方法で、日本のバスのように「どこからどこまでで幾ら」という計算方法ではなく、どの路線にどこから乗ったら幾らという計算方式となっています。このため、同じ目的地に向かう場合でも、路線の選択次第で料金が倍くらい掛かったりします。
基本的には乗車地点から終点が近いほど運賃は安くなっていると覚えておけばいいかと。
あ、そうそう。
地下鉄で使えるオクトパスカードはバスでも使えるので便利。
注意点としては、香港のバスでは基本的におつりは出ませんので、バスに乗る際には必ず小銭を用意しておく必要があります。そういう意味でもオクトパスカードは便利だなぁと。
降りる際には、車内の数カ所に取り付けられている赤い降車ボタンを押します。
このボタン、困ったことに数が少ないので自分お席の近くに見あたらないときもあったりします。この場合は焦らずに近くのボタンを探して押せばオッケーです。
緑のミニバスの乗り方
こちらは上記の大型バスが入れないような細かい路線を結んでいるワンボックス型の小型バスで、香港では小巴(シウパー)と呼ばれています。最初に書いたとおり屋根が緑のバスと赤いバスがあり、どっちかと言えば利用方法が分かり易いのがこちらの緑のミニバスです。
緑のミニバスは基本的に路線と停留所が決まっていて、料金は先払いで乗車時に支払います。おつりはもらえないのでオクトパスカードを持ってた方が良いかと思います。
降車時は車内に降車ボタンがある場合は降車ボタンを押し、無い場合はバス停が近づいたら「ヤウロ!(おります)」と運転手に声を掛けます。このためバス停や香港の地理を熟知していないと、なかなか乗るのが難しい・・・
赤いミニバスの乗り方
こちらはさらにハードルが高く観光の方にはオススメできないハードな乗り物です。
赤のミニバスは基本的に出発地と目的地は決まっているもののルートや停留所は定められておらず、料金もよく分からない不思議な乗り物です。
停留所やバス停は決まってないので、降りたいところを運転者に伝えなければならず、正直、香港に住んでても広東語を理解できないと乗ることはないです。。。
目的地からルートを推測し、降りたい場所が近づいたら「ヤウロ!」と声を掛ければなんとかなる、はずです(笑)
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