マニアック香港 & 深セン

香港から深センの羅湖（ローフー）経由で東莞(トンガン)・樟木頭(ジャンムートウ)・広州などへの行き方を紹介します。（ちなみに香港から直接、東莞(トンガン)や広州へ行く場合はホンハム駅から直通電車が出ているのでそちらの方が便利です。そちらはまた別の機会に）

方法としては、高速鉄道（和階号）、バス、タクシーなどいくつかの方法があるのですが、最も確実で費用もリーズナブルなのが高速鉄道（和階号）を利用する方法です。

和階号の切符の購入方法

羅湖（ローフー）のイミグレを出て広場の左側を真っ直ぐ進んでいくと、高速鉄道（和階号）の乗り場があります。ちょっと離れているので、迷うかもしれないですがそれっぽい案内看板もあるので大丈夫かと。なお、駅名は羅湖ではなく「深圳站」ですので注意してください。

こちらが切符売り場で自動券売機が並んでいるのですが・・・
自動券売機の利用には身分証明書が必要で香港IDではダメなので外国人は自動券売機は利用できません(T T)

ちなみにこれは切符の転売防止のためらしい。。。

しかし、周りを見渡しても他に切符売り場がないんですよね～。知らないといきなり右往左往します。僕は最初この辺を４周くらい歩き回って・・・。

実は切符売り場の窓口は自動券売機の右手にある手荷物検査を通り抜けた奥にあるのです。「切符買うだけで手荷物検査とかどんだけ危険都市だよ」と言いたくなりますが、広州東駅もそんな感じだったので諦めて奥に進みます。

で、中に入ると対面販売窓口があるのでそこに並びます。

券売窓口はもちろん中国語しか通じませんので、事前に以下の項目を紙に書いて準備していくと安心です。

• 日付と時間（希望の列車があれば列車番号）
• 行き先
• 人数
• １等車か２等車か

先に書いたとおり切符の購入時には身分証明書（日本人の場合はパスポート）が必要なので、これらの情報と一緒に窓口のスタッフに渡します。

切符だけ購入して帰る場合は、先ほどの手荷物検査場の脇から外に出ることが出来ます。また、そのまま列車に乗る場合は案内看板に従ってさらに奥へと進みます。

深圳駅での電車の乗り方

切符を購入してさらに奥を見ると広深線候車室（Waiting Room）と書かれた看板があるのでそちらの方へと進みます。

ここで自動改札が登場。
切符は薄い紙タイプでどうしたらいいのか一瞬戸惑いますが、切符にはICチップが内蔵されているので↑の写真の中央にある黒い●の部分にピッと当てればOKです。

このままホームへ・・・
と行きたいところですが、まだ独自ルールが続きます。

和階号では、列車の発車間際になるまでホームに入ることが出来ません。
だいだい発車の１０分前くらいかな～。それまで待合室に設置された掲示板の表示を睨みつつ自分の列車のアナウンスが流れるのを待ちます。

時間が来たら乗車口が開くのでまわりの人と同じ方向へGo！

やっと出会えたよ、和階号。。。
ここまで数々の中国ルールを乗り越えて長い道のりだった・・・。

和階号内部はこんな感じ。
さすが日本の鉄道をパクって造っただけあって、日本人的に違和感がありませんｗ

が、シートが固定式になっててハズレの席だと進行方向に対して後ろ向きという罠が・・・。

一見、普通のシートに見えますが・・・
所々壊れてるのを放置している辺りが中国だなと。

また、車内清掃のスタッフが居るのですが、通路の部分しか清掃してないのか床がかなり汚いです。油断して靴とか脱がない方が良いですね～。

列車は羅湖（ローフー）の街を通り抜け田園風景に。
ふと前方を見ると電光掲示板に現在の走行速度が表示されています。

広州辺りまで行けば途中で200kmが見れるらしいのですが、今回は樟木頭(ジャンムートウ)で下りちゃったので最高は150kmちょっとでした。

所要時間はどれくらい？列車の頻度は？

羅湖（ローフー）から広州東行きの高速鉄道（和階号）はかなりの本数が走っており、この記事を書いている時点で朝6:20～夜22:40まで10～15分に１本くらいの割合で走っています。

ホンハムからの直通列車は１日に１０本くらいしかないので、本数的には羅湖（ローフー）経由の方が使い勝手が良いです（ただし乗り換えがめんどくさいですが）

各停車駅への所要時間はだいたい以下の通りです。
ホンハムから羅湖（ローフー）までMTRで45分、イミグレ通過に30分、和階号への乗り換え待ちで30分くらい掛かりますので、広州東からホンハムまで約2時間で到着する広九直通列車はかなり速いと言えますね～