長洲島の饅頭祭を上手に楽しむコツ(搶包山比賽編)
前回の長洲島饅頭祭パレードに続いて、今回はもう一つのビッグイベント搶包山比賽(饅頭争奪レース/Bun Scrambling Competition)を上手に観戦するコツについて考えてみたいと思います。
搶包山比賽の開催日程・時刻は?
搶包山比賽(饅頭争奪レース/Bun Scrambling Competition)は饅頭祭の最終日の深夜に行われます。2013年の場合は23:30スタート。
パレードと同じ日に行われるのでどうせなら両方とも見たい所ですが、ここで大きな問題が一つあります。
だって、パレードが終わるのは16:00くらい。
23:30から始まる搶包山比賽までは、7.5時間もあるんですよ・・・
僕は今回両方見て帰ってきたのですが「やることがない!」
なにしろ長洲島自体がそれほど大きな島ではないため観光するところは限られています。レンタサイクルで島を巡るサイクリングも出来ますが夕方以降は危ないですしね~
一番現実的なのは友人とレストランで飲んだくれることだと思いますが、後ほど書くとおりチケットをゲットしなければならないのでずっとレストランにいるわけにもいきません。
このため両方のイベントを見るのはかなりの修行になります。
イベント自体の終了も遅いのでいっそのこと宿を取っておき、一旦宿で休憩とか考えた方がイイカモ。
観戦には整理券が必要
搶包山比賽(饅頭争奪レース/Bun Scrambling Competition)の観戦には会場へ入るための整理券が必要です。2013年の場合23:30から始まるイベントに対して22:00からチケットの配布が開始されました。
それなら21:00くらいにのんびり行けばいいのかな~
と思っていたのですが、受付の人曰く「18:00から消防署前に並べるようになります。たくさんの人が行列して待ってますよ」って、おいおい外に4時間も並ぶんかい・・・。
まぁ、他にやることもないので外で並んでみたのですが、2013年の様子からするとさすがに18:00から待っている気合いの入った人はそれほど多くない模様で、だいたい20:00くらいから人が増え始めた印象です。
なので、どうしても会場内で見たい場合は20:00前後には整理券の列に並んでおいた方がイイカモ。
開催前の会場付近の様子
搶包山比賽(饅頭争奪レース/Bun Scrambling Competition)開催前の会場付近の様子から紹介していきますね~
メイン会場は1783年建立の「北帝廟(Pak Tai Temple)」前の広場。
周囲にはゲートが設置され整理券がないと会場内に入ることが出来ません。
そして目の前にある塔が搶包山比賽で使われるアレだ!
後ろに見えるのは以前の大会(予選?)で使われたもの。
北帝廟(Pak Tai Temple)付近にはミニ饅頭タワーや神様の立像なども展示されているので、ぶらりと見てまわるのも楽しい。
消防署前に設置された行列スペース。
案内によると22:00から整理券の配布を開始するとのこと。列は18:00から並んでOKなのでここから4時間の熾烈な暇つぶしが始まります・・・。僕は中国語の勉強とかしてましたw
待つこと4時間、予定通り22:00から整理券の配布がスタート。
僕はかなり早くから待ち構えていたので44番の好位置をゲット!
ですが、結果的に言うと番号が早ければ必ず良い場所が取れるというのもでもないんですよね~。会場内はいくつかのブロックに区切られており、各ブロックに順次入れて行くため、タイミングによってはブロック内の後ろの方になってしまうこともしばしば。
この点からもはりきって4時間前から待ち構える必要は無いように思います。
搶包山比賽スタート!
パレードが終わってから待つこと6.5時間。。。
搶包山比賽の開催1時間前に会場への入場がスタートします。
やってきたぜ。饅頭タワー!!超待ったのでこれだけでも感慨深い~
塔の表面には饅頭がビッシリ。
競技では塔に登りながらこの饅頭をゲットしてその得点(高いところにある饅頭ほど点数が高い)を競います。
ちなみにかつては全て本物の饅頭だったそうなのですが、流石にもったいないということで2007年から作り物の饅頭になっているそうです。エコですよ、エコ。
会場内に入りましたが・・・
さらに行事のスタートまで1時間有るわけで、しかもここからはビッチリ群衆の中で基本立ったまま競技のスタートを待つことになります。これは辛い。中には携帯椅子を持ってきている用意のいい方もいて、なるほどと。
23:30ようやくセレモニーがスタート。
競技自体が始まるまでここからさらに30分くらいかかります。
前の方をゲットできれば競技前の選手達の様子を見ることも出来ます。
しかしアナウンスが全て広東語なので何言ってるのか全然分からないという・・・
獅子舞の演舞とかもあるのですが、疲れたので早く始めて欲しい~
いよいよ競技開始!
24:00前
いよいよ競技が始まろうとしています。長かった本当に長かった・・・
塔に取り付けられた安全ベルトを固定して、カウントダウンの合図でスタート!
各選手一斉に塔に登り始めます!
饅頭は高い位置にあるモノほど得点が高く、制限時間3分の間に腰に付けたポケットにどれだけ饅頭を集められるかで勝敗が決します。
塔はかなり高い!
最上部で争奪する様子は迫力があります。
続いて同じ塔を使ってリレー戦の用のモノが行われます。
レースは上記の2回だけ。
つまりですね、メインイベントである饅頭争奪レース自体は10分にも満たないんですよ~。ホントあっという間(汗)
最後に花火があるらしく塔になにやら機器を取り付けていたのですが、帰りの最終フェリーの時間が迫っているのでここで退散。最後まで見たい場合は、あらかじめ長洲島に宿泊を考えておいた方が良さそうです。
レースの用をの動画
2013年の決勝の様子を動画で撮影してきましたよ♪
饅頭祭の後のフェリーはどうなっているのか?
通常運行の長洲島フェリーは23:30で終了となっています。
これだと饅頭祭を見たあとで香港島に帰ることができないので、搶包山比賽が行われる日だけは特別便が出、祭の終了後に香港島側に帰ることができます。
ちなみに2013年の場合は00:45に最終フェリーが出ました。
フェリーの運航時間は祭の開催時間によって毎年変わるようなので、事前に最終フェリーの時間を確認しておくと良いと思います。
フェリーで中環(セントラル)のフェリーターミナルに着いたあとは深夜バスやタクシーがあるので、なんとか家の近所まで帰ることができるはず。。。
長洲島での宿泊は?
フェリーで帰らずにそのまま長洲島に宿泊するという手もあります。
いつもならagodaあたりで宿をゲットするところですが、長洲島の宿はこの手のサイトにほとんど乗っていないため、ネットで予約することが困難です。
聞いた話ではモンコックの信和中心の中に、長洲島の宿を予約可能なエージェントがたくさん入っているらしいので事前に予約する際には、そちらに行ってみると良いかも。
もっとも、翌日が土曜日ということでかなり混雑していた2013年でも、当日予約の宿が空いていたようなので長洲島についてから探しても大丈夫なように思います。
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