[恵州市] 南昆山温泉大観園で中国式温泉を体験する

温泉というと日本のものと思いがちですが、中国にも温泉はあるらしい。
といっても、日本のものとはだいぶん違うというか、一言でいうと「巨大な温水プール」だったりするのですが、友人から広東省の恵州市になかなか良い中国式温泉施設があると聞き、ちょっと様子を見に行ってきました。

恵州市にはいくつかの温泉施設があるのですが、今回行ったのはその中でも比較的有名らしい「南昆山温泉大観園(南昆山温泉大观园)」というところです。

南昆山温泉大観園への行き方

深センから行くとかなり遠いです。。。
まずは深センからバスに3時間乗って恵州市にある龍門のバスターミナルへ。さらにそこからタクシーで3~40分かかります。

深センから南昆山温泉大観園がある恵州市龍門(龙门县)まではいくつかのバスが出ているようなのですが、今回は地下鉄太安駅近くにある「东湖站(罗湖区太安路1号)」から乗ることにしました。

切符売り場の窓口へ行き行き先を伝えればOK。
料金は一人60元+保険料5元

バスは微妙に薄汚れていて中国のバス旅行を満喫できます(笑)
あと、半分くらいのシートでリクライニングが壊れているため、席を決める際に「ちゃんと動くか」「ちゃんと固定されるか」などをチェックするのがお勧めです。

僕が何気なく座った席はリクライニングするけどじょじょに起きて来ちゃうという・・・

で、バスに揺られること3時間で龙门县に到着。
深センや広州は都会なので日本人的にあまり違和感を感じませんが、龙门县辺りまで来ると「あ~、中国だよね~」というのを実感できます。

龙门县から南昆山温泉大観園まではタクシーで30分/120元くらいです。

実は龙门县のバスターミナルで永汉行きの路線バスに乗り換えれば一人8元くらいと激安なのですが、帰りに気が付いたので行きはタクシーを利用しています。

タクシーは乗車時に値段を言われて交渉成果と思いきや結局メーター利用でした。

南昆山温泉大観園ってどうなの?

ってことで、半日くらいかかって南昆山温泉大観園に到着。
遠い。。。日本だったら関東から東北くらいまで行けそうな時間だ・・・

こちらが南昆山温泉大観園の入り口。
門構えからしてかなり立派な温泉施設の模様。

ホテルの部屋を紹介するよ

園内には国際会議場や運動場、別荘地など様々な施設があるようなのですが、とりあえず疲れたのでホテルに直行します。

南昆山温泉大観園は結構高級ホテル。
後述するように、今回泊まった部屋は部屋にも浴槽が付いているちょっと良い部屋なのですが、1泊600元(約10,000円)くらいします。

高級な中国のホテルはホントに豪華なのですが、こちらもご多分に漏れず立派な造り。ただし、全体的に電気が薄暗いのも中国っぽい。

部屋も広々~
ベッドも寝心地が良く、10,000円でこのくらいの部屋に泊まれるってのは中国ならではの贅沢感。

ベッドの隣にも広々空間。

部屋の窓からの眺め。
正面に見えるのが温泉施設です。

ベランダにはベンチがあるので、ここで景色を眺めながらビールでも飲むとのんびり出来そうです。

部屋には無料の水が2本。
冷蔵庫の中は有料ですが、ビールが8元くらいとそれほどぼったくり価格でもないので(というか元々5元くらいと安い)、許容範囲。

こちらが浴室
今回泊まったのは各部屋に浴室が付いているちょっと良い部屋。

他に独立したシャワー室があります。

温泉施設も紹介しちゃう

続いて南昆山温泉大観園のメインコンテンツである温泉施設。
最初にも書いたとおり「巨大な温水プール」って感じです。

温泉施設はホテル塔からちょっと離れたところにあります。
歩くとダルイですが無料の送迎バスが走っているので、それに乗ればOK。

↑の建物内には更衣室とシャワー施設が入っています。
本来、体を洗ったりはここでするはずなのですが、僕が行ったときにはシャワー施設でお湯が出ませんでした(T T)

まぁ、部屋にシャワーがあるから問題ないです。

あ、そうそう。
最初に巨大な温水プールと書きましたが、中国の温泉は水着着用での混浴が基本です。いや、水着着用なので混浴も何もないのですが、この辺りも温水プールっぽい。

水着は必須なので忘れると現地で購入することになります。

これが温泉(笑)
どう見ても普通のプールですよね。滑り台あるし。

この滑り台がなかなかスリリングで面白い。
中国の遊技施設は日本より安全設計が適当というか緩いというかなので、いろんな意味でホントに怖いです。

普通のプールみたいなところもある。

それからいわゆる日本人が思う「温泉」っていう場所も。
この浴槽、かなりたくさんあって、それぞれに「●●風呂」的な効能が付いています。

こちらは確かワイン風呂。

こちらの浴槽も水着着用です。

川を眺めながら漬かれる露天風呂感満喫の場所も。

温泉施設内には無料のお茶やドリンク類も充実。
適度に水分補給したり、ベンチでだらだらしたりしながら数時間のんびり満喫できます。

と、書くとなかなかよさげですが、少々問題も。
まず、浴槽の清掃が行き届いていないところがあり、微妙に木の葉が沈んでたりで、日本で「ちょっとでも汚い露天風呂はダメ!」という方は気になるかもしれません。

もう一つ。蚊が多いです。
浴槽はちょっとした林の中にあるのですが、とにかく蚊が多い。

あと、「温泉」としてはどうかな~
そもそも本当に「温泉」かという疑問も(笑)

レンタサイクルを借りてサイクリング

南昆山温泉大観園の近くには他に何もないですし、園内にもこれといって遊ぶところもありません(アスレチックみたいなのがあるのですが管理されて無い感が半端無いので怖い・・・)

基本は温泉に浸かってゆっくりする場所ということでしょうか。

他に出来るのがレンタサイクルと軽い登山。
ってことで、今回はレンタサイクルを借りてみました。自転車は28元/時間

しかしレンタサイクルには重大な問題が!
なんと南昆山温泉大観園の敷地から出ることが出来ません。各出入り口にはガードマンがいてチェックされているため本当に出られません。

南昆山温泉大観園の中をくまなく散歩しても20分くらいで十分な大きさなのでホントにちょっとお散歩くらいの感じですね

写真左が登山道の入り口。
あと、園内に置いてあった謎のトラクタ~。ちょっと乗ってみたい。

食事はどうなっているの?

最後に食事について。
南昆山温泉大観園内にもいくつかのレストランがあり中華から洋食まで一通りの食事が可能です。

値段はちょっと高めで、ちょっとしたものを食べても一人50元くらい掛かるかな~
アルコール関係も一応あるのですが、カクテルなどは値段が高い割に美味しくないので、事前にワインなどを購入していき部屋で楽しむといった形が良いかと。

近所にもお土産店はありますが、出来れば龍門(龙门县)の街で買ってきた方が良いと思います。

他に南昆山温泉大観園の目の前に何件かの食堂もあります。
今回はこのうちの一つ南田山荘に行ってみました。

味は全般的にまぁまぁかなぁ・・・。
お勧めするほど美味しくはないけど、ホテルの中よりはちょっと安いかも。

ちなみに今回の旅の中で食べてものでいちばん美味しかったのはルームサービスで取った竹筒飯でした。30元ちょっとと安いのでコスパ的にもNo.1(笑)

南昆山温泉大観園の感想

ってことで、恵州市にある中国式温泉施設 南昆山温泉大観園を紹介してきました。

温泉については、日本人が思うような「温泉」感はほとんど無く、温水プール感満点。泉質もよく分からない感じなので、いわゆる日本の温泉を期待しない方が良いと思います。

反面、巨大な温水プールとしては施設も充実しているし、値段もそこそこで立派な部屋に泊まってのんびり出来るので、そういった意味ではGoodかと思います。

住所 中国 广东省惠州市龙门县油田村
電話番号 0752-7698888
 

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