[台中旅行記] 阿里山森林鉄道に乗りに行く

台中に日本統治時代に作られた森林鉄道が残されてて、今は観光鉄道になっていると聞きこれはちょっと乗ってみたいなと思っていたのですが、今回の旅行中に上手く時間が取れたので阿里山森林鉄道に乗りに行ってきました。

阿里山森林鉄道への行き方

阿里山森林鉄道は台鉄の嘉義駅が起点となっています。
要注意なのが「嘉義駅」は台鉄と高鉄(新幹線)の2つの駅があるということです。この2つの駅同じ名前なのに駅が離れているため、うっかり高鉄の方へ行ってしまうと少々困ったことになります。

必ず台鉄の嘉義駅へ向かいましょう。

今回は台中から嘉義駅へ高速バスを利用します。
嘉義駅へ向かう高速バスはいくつかの会社で運行しているのですが今回は國光客運という会社を利用しました。

乗車時のバス停は台鉄台中駅近く、中山站、朝馬站の3カ所のみ。
路線図を見ると台中市内にたくさんのバス停があるのですが、こちらは降車のみ可能なバス停で乗車は切符売り場のある上記3カ所のみとなっています。

今回はエバーグリーン ローレル ホテル 台中から近い朝馬站にやってきました。
場所は秋紅谷広場のすぐ近く。12号線を走る路線バスに乗ればOK。

台中から嘉義駅までは1時間半くらい掛かります。
阿里山森林鉄道は平日だと9:00発の1本しかないため、切符の販売が始まる8:00前には嘉義駅に辿り着きたいところです。

阿里山森林鉄道のホームページを見ると確かに1日に1本しかない。
観光列車なのに1日に1本とか不便すぎるだろ~と現地に行くまでは半信半疑だったのですが実際1本しか有りません(土日は8:00発のもあって2本になります)。

ちなみに下りの電車は15:20奮起湖発の1本のみ。
奮起湖は阿里山的には中間くらいの駅です。嘉義駅-奮起湖-阿里山ってな位置関係で、かつては阿里山まで電車で行けたらしいのですがこの記事を書いている2015年時点では運休中。

このため阿里山まで行くにはあとで書くように奮起湖からバスに乗り換える必要があります。バスで阿里山まで行くには乗り換えなども含めて2時間くらい掛かるため、往復阿里山森林鉄道にのって日帰りするのは無理だと思われます。(下りを16:40発のバスにすればイケル)

ってことで今回は6:20台中朝馬站発のバスに乗車。

バスの中はこんな感じ
2+1の3列シートなので結構広々です

1時間20分ほどで嘉義駅に到着。
バスは阿里山森林鉄道の切符売り場と反対側に着くので線路を跨ぐ陸橋を渡って駅の南側に移動します。

切符を買っていよいよ乗車!

こちらが阿里山森林鉄道の切符売り場。
台鉄の切符売り場とは別になっていますが駅を出てすぐ左手にあるのでわかりやすいと思います。

乗車券の発売は8:00から。
僕は8:00前に着いたのですが既に3人ほど並んでいる人が居て、さらに切符を買い終わる頃には長蛇の列が・・・。この日は平日だったのですが、休日はもっと混んでるんだろうなぁと。

切符売り場近辺には、阿里山に登るワゴンタクシーや阿里山のホテルを薦めるおばちゃんが居るのですが、阿里山で宿泊するなら一度話を聞いてみてもいいかもしれません。ホテルの相場観もつかめますしね~。

僕は試しにさんざん交渉してみたのですが、結果的にはおばちゃん価格とホテルで直接交渉した価格は同じでした。

嘉義駅にはコインロッカーもあるので日帰りで登るなら利用しても良いかも。

切符を買ったらホームへ
阿里山森林鉄道は台鉄の改札の中にあります。

改札をくぐったら案内看板に従って左の方へ。

しばらく待っていると小さくてカワイイ列車が到着!
こちらが阿里山森林鉄道です。

電車のサイズは非常に小さく車内はかなり狭い。
しかしこのミニな感じが良いのだ(笑)

スタートしてしばらくは住宅地の中を縫うように走りますが、しばらく進むと山をグイグイ登ります。斜面に沿って右に左へと折れながら登るのがなかなか面白い。

しばらくして景色が開けると、「おぉぉ、登ったな~」と。

さらに登ると今度は切り通しの中を細かく曲がりながら登る場所があったり。
この場所がどんなところだったのかはあとで明らかになります。

発車から2時間20分で奮起湖駅に到着。
先にも書いたとおり2015年の時点ではここ奮起湖迄しか鉄道が開通しておらず、ここから阿里山駅まではバスに乗り換える必要があります。

奮起湖駅には整備場があるのですが、こちら自由に中を見学できるようになってて面白いです。

蒸気機関車もある!
こちら現役で走ってるのかな?

途中で切り通しを縫うように走っていた場所の模型。
山の斜面をぐるぐる回りつつ途中でトンネルなどを組み合わせながら上る複雑な路線になっている模様・・・。これ作ったのは凄いな・・・。

奮起湖から阿里山へ

奮起湖から阿里山へは路線バスを利用します。

路線バスのバス停は上記の整備場を抜けて左手にある踏切を渡って坂を登ったところにあります。

が・・・。
この時刻はおかしいだろ・・・。

阿里山森林鉄道は11:20に奮起湖駅に着くのですが、奮起湖から阿里山に行くバスは8:30と10:30、14:10の3本のみ・・・。いや、電車1本しかないんだし、そこは時間合わせようよ(T T)

バスの運転手がいうには本数の多い石棹行きのバスに乗って、そこから阿里山行きのバスに乗り換えた方が良いとのこと。

で、石棹までやってきましたが、ここでも次のバスまで30分待ちくらい。

13:40 やっとのことで阿里山へ到着。
いやこれはなかなかに大変な旅だった(笑)

あ、そうそう。
バスで阿里山に登った場合、途中で入場料を払わなければなりません。バス内での案内が中国語でよく分からないのですが阿里山に入る手前でほかの客が降りてチケットを買いに行ったら一緒に行くようにしましょう。

阿里山周辺には数軒の飲食店と土産店が並んでいます。
観光地の割には気合いの入ったお店がないので食事やお土産はあまり期待しない方がよさげです。

阿里山から嘉義駅への帰り方

阿里山の様子は別の記事で書くとしてここでは先に帰り方を書いておこうと思います。

阿里山から嘉義駅へ帰る方法は3種類

  • 奮起湖までバスで行き阿里山森林鉄道に乗る
  • 嘉義駅行きの路線バスに乗る
  • ワゴンタクシーに乗る

ワゴンタクシーは人が集まったら出る方式で阿里山付近で呼び込みしているのですが詳細は不明です。一人300台湾ドルくらいでバスと比べてそれほど高いわけではないので時間によっては利用しても良いのではないかと。

嘉義駅行きの路線バスは10:40、14:40、16:40の3本が出ています。

今回は往復阿里山森林鉄道の切符を買っているので奮起湖まで戻ります。
奮起湖行きのバスは8:30と10:30の2本のみで、約1時間かかります。

ってことで帰りもバス到着から電車まで相当時間が空いてる(T T)
奮起湖駅周辺にはお土産物店などが並んでいて時間をつぶしたり食事を取ったり出来ますが、それでも待ち時間が長すぎる・・・

奮起湖駅名物の駅弁でも食べて時間をつぶしたり

山菜たっぷりで意外に美味しい。
ただし駅の目の前にある店はちょっと高いので、少し離れたところにある店の方がよさげ。

奮起湖駅では無料で手荷物を預かってくれるので、荷物を預けてハイキングに出かけるという手も・・・

ホームの下に降りて自由に散策したりも出来ます。

時間が来たら電車に乗って再び車窓の景色を楽しみます。
個人的にはせっかく来たので往復乗っちゃおうという感じでしたが、一方で代わり映えしないのでバスで下っちゃうというのもラクで良いような気もします。

下りの方がスピード出て面白いって話もあるけど~

嘉義駅までくだったら再びバス停に行って台中へ戻ります。

ってなかんじの阿里山森林鉄道でした。
あの急勾配をグイグイ登る森林鉄道はなかなかに見所なので面白いですね。ただ、途中にも書いたとおりバスとの接続が凄く悪いので帰りはバスでさくっと帰った方がラクチンかなと思います。

奮起湖駅周辺の散策は行きのバス待ちの時間にしても良いですしね~。

 

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