中国 人民元の偽札の見分け方
いろいろといい加減な中国ですが、何がいい加減って普通に流通している中国 人民元の中にかなりの割合で偽札が混じっているということです。
中国でちょっと暮らした方は分かると思いますが、レストランでも商店でも50元や100元札を出すと、店員がなにやらチェックしているんですよね~。アレは偽札を掴まされないようにチェックしているのですが、そこまで日常的に偽札を意識してるってのが凄い話です。もうババ抜き状態(笑)
ここまで普通に流通しているとなると、外国人としても偽札の簡単な見分け方くらいは知っておかないと、あとで嫌な目に合いそうなので調べてみたところ中国人民銀行に偽札の見分け方コーナーがありました。
こちらのページでは12個のチェックポイントが上げられていますが、その中でお金を受け取ったときにすぐに確認できるポイントをいくつか紹介したいと思います。
まず1個目。
お札左下の「100」の文字が見る角度によって色が変わります。真正面から見た(写真左)は明るい緑で、80度くらい角度を変えて見た(写真右)はちょっと濃い緑色になっています。
続いて光に空かすと分かる3ポイント。
一つ目は毛沢東の透かしで、お札左側の白い部分を光に透かすと、毛沢東がはっきり見えます。
二つ目は「100」の文字の透かし。
毛沢東の透かしと共通ですが、ポイントは普段はそれほどはっきり見えないけど、透かすとはっきり見えるってことらしいです。偽札は透かしを印刷で作っていたりするので、平常時と透かし時の差が出ないことが多いみたいです。
三つ目はマークの重なり。
このマーク、表は赤、裏は青で印刷され、透かすと裏表がキレイに重なって見えるのですが、偽札は印刷が微妙にズレてしまうことがあるようです。
続いて触って分かる2ポイント。
お札右側の横線がたくさん入った辺りと毛沢東の襟の部分を指先で触ってみて下さい。ざらざらしているのが分かると思います。この部分だけざらざらしてたら本物です。
最後にちょっと分かりにくい奴を。
お札右上のごちゃごちゃっとしたマークの部分を真横からよく見ると「100」って文字が浮かび上がって見えます。写真だと分かりにくいですが実物を確認していただければ分かるかなと思います。
なにしろ銀行のATMですら偽札が出てくるという国なので、空港や国境の大きな両替商だとしても信用なりません。かといって、1枚1枚チェックするってのも難しいのでどうしたモノかと思うのですが・・・。最低限、お札を数える際にザラザラ部分だけでも確認するようにしようかな・・・。
ちなみに中国では偽札を使っても日本のように通報されたりしません。
ただ、「これは使えないよ、他のにして」と返されるだけ。
ババ抜きなので、なんとか他の人に渡しちゃえばそれでOK(笑)
騙される方が悪い、そんな国です。。。
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