[シャングリラ] 巴拉格宗香格里拉大峡谷で大自然を満喫する

シャングリラの市街地から北へ75kmほど行った四川省との境辺りに、全長154km、標高差3,000mという途方もない大きさの大渓谷があるらしいのですよ。

さすが中国スケールが違う。
全長154km、標高差3,000mって富士山から東京までより広大な大渓谷ということになりますね~。ちなみに富士山から東京までは100km位。

といってもそんな広大な大渓谷を全部見るのは不可能で、その代わりエリア内に渓谷を散歩できる全長2.5kmほどの遊歩道があると聞き行ってみることにしました。

シャングリラ大渓谷への行き方

シャングリラ大渓谷へは独克宗古城から直行の送迎バスが出ています。
それ以外は75kmをタクシーで移動しちゃう御大尽な方以外は他に選択肢がありません。

こちらバスというか団体送迎サービスみたいな感じ。
1日に1往復しか走っておらず、朝8時半に独克宗古城を出発し、帰りは16時前後を目安に参加者の観光が終わり次第帰ってくるというスタイル。

料金は往復で50元。
バスだけだと安いのですが実際には大渓谷到着後に案内がいないとどこにも行けないため、150元の入場料&ガイド料が必要です。現地でも買えますが、インフォメーションセンターでセット券も売ってます。

なお、バスに乗るには独克宗古城の駐車場隣にあるインフォメーションセンター(↑の写真のところ)での事前申し込みが必要です(当日でも可)。

また、後述するとおりシャングリラ大渓谷にはホテルもあります。
たとえば1日目にバスに乗って大渓谷まで行って宿泊、翌日にバスに乗って帰ってくると言うプランも行けるので、インフォメーションセンターで相談してみても良いかもしれません。あまり英語が通じないので中国語必須です。

バスに乗って巴拉格宗香格里拉大峡谷へ!

ということで巴拉格宗香格里拉大峡谷へ出発!
なのですが、あいにく今日も雨・・・

雨のせいか、それともそもそも観光客が少ないのか分かりませんが、今日の参加者は僕+中国人男性4人組の計5人。人数が少ないためバスではなくRV車で出発となったのですが、五月蠅いし何話してるか分からないしできつかった。。。

とはいえ、街を出たあとの景色はなかなか素晴らしい。
中国の自然の風景は日本にいて想像する「広大」とはスケールが違うので道中が驚きの連続です。もうちょっと天気が良ければ・・・。あと、車が狭くて外の写真が撮れなかった・・・

今日の天気は荒れ模様・・・
それだけでもアレなのですが、途中の数カ所で落石が発生。日本なら通行止めでたどり着けないところですが、それでも気にせず行っちゃうのが中華クオリティなわけで、落石が散らばる道を上方を確認しつつ静かに走り抜ける運転手(怖)

死ななくて良かった・・・

何とか無事に巴拉格宗香格里拉大峡谷に到着
独克宗古城からのバスは、↑の水庄大酒店前に着くのですが、ここから散歩道まではかなり離れているので、ガイドを依頼して車で連れて行ってもらうことになります。

ちなみに、この日ガイドツアーに参加したのは僕一人(笑)

チベット族集落「巴拉村」を見に行く

ガイドツアーに参加すると少数民族のガイドがついて案内してくれます。
今回ついてくれたのは若い女の子だったのですが、中国語以外全く通じないという問題が・・・。まぁ、ここまでもほとんど英語が通じなかったので今更ではありますが(笑)

ツアーではまず最初にチベット族の集落「巴拉村」を見に行きます。
コレがなかなかすさまじい高所にあって激坂を車で走って30分もかかる。ガイドの女の子が言うには、ホテルのところから歩くと丸1日かかるそうです。

今は観光用の道路で街と繋がっていますが、かつては街に出るだけで1か月も掛かったといい、どうしてこんなすさまじい場所に住んじゃったのか不思議でなりません。

途中ガイドの女の子が一生懸命、彼らの歴史や文化について説明してくれたのですが、さっぱり聞き取れなかったのは内緒だ!

巴拉村は標高3,000mの場所にある集落
今日はあいにくの天気ですが、周囲を高山と霧に囲まれた景色が神秘的で秘境感たっぷりで良いのではないかと。

この集落は1,300年の歴史があり、今でも住んでる人がいるらしい。

祭壇?
向こうに見える山がホニャララと説明してくれたのですが聞き取れず・・・

大渓谷の遊歩道を行く!

続いて、シャングリラ大渓谷のメインコンテンツである渓谷沿いの遊歩道です。
ガイドを頼んでいるのでそれぞれの見所の間は全て車で案内してくれます。

こちらの遊歩道、シャングリラ大渓谷の断崖絶壁にそって約2.5kmの歩道を取り付けちゃったというなかなか凄い場所。

どんな所かな~とワクワクしながら歩道を進んで川沿いに出ると・・・

すっごい景色だった!
メチャ切り立った深い谷の間を流れる綺麗な川。その断崖絶壁にへばりつくように設置された遊歩道。良くこんなの作ったなと感心してしまいます。

そしてと~っても気持ちいい!

こんな岩をくりぬいて道を通したような場所もあるよ~

って感じで景色を堪能しながら歩くと2.5kmはあっという間。
遊歩道の終点にはボート乗り場があって、さらに120元払うとボートでスタート地点まで戻ることが出来ます。

ボート乗り場で川岸まで降りてみた。
遊歩道から見るのとは、また違った景色ですね~

ボートに乗っても面白そうだったのですが、今日は大雨で微妙に不安だったのでやめときました(笑)

遊歩道はもう一つあるのだけど・・・

先ほどの川沿いの遊歩道に続いて、もう一つ遊歩道を歩くことが出来ます。
今度は支流沿いの谷を登る感じになっており、かつて巴拉村に住んでいた人たちが村に行くために歩いていた道の一部だとか。

再び車で遊歩道の入り口まで移動。
今度は山の方に向かって進みます。

すると山の間に切り立った狭い谷が登場。
ここにも小さな川が流れているのですが、この谷をこの小さな川の流れが削って作ったのだと思うと自然に力は凄いなと思わざるを得ない。

途中、ガイドの女の子が「あそこを見て!」と言ってるので何かと思ったら・・・

岸壁に観音像的な模様を発見!

それにしても、これはまた凄いところですよ・・・
こちらの遊歩道、かなり急な斜面を700mほど登る形になっているそうなのですが、そもそも3,000m近い標高の場所なので、階段の登りが超キツイ!

考えてみれば富士山の8合目辺りの標高ですからね~

これは最後まで登ったらきついぞ~
なんて考えていたら、なんと今朝からの雨による落石で遊歩道が壊れているじゃないですか!壊れたキズはまだ新しく、壊れたてホヤホヤといった感じで、いろいろ恐怖を覚えます。。。

ってことで、引き返しましょう(笑)

帰り道、水庄大酒店の隣でおもしろいものを見てくれました。
壁には大きな仏様の壁画が描かれているのですが・・・

その下の木に「手」の様な根っこが!
彼らはこれを仏様の手と考えており、これを触ると仏様と繋がることが出来る、みたいなことを言ってた気がする(笑)

帰り道は車に一人だったので、運転手さんに頼んでちょっと止まってもらいました。
巴拉格宗香格里拉大峡谷への道はこんな感じのすさまじく広大な景色の連続。これ天気良かったら凄い景色だと思うんですよね~。ちょっと残念。

ナパ海(納帕海)まで戻ってきました。
独克宗古城まであと少し。ナパ海(納帕海)は近くに降りちゃうと単なる湿地帯ですが、天気の良い日にちょっと高台から眺めるとかなり良いのではないかと思います。

住所 香格里拉县尼西乡巴拉社
電話番号 0887-8282977
営業時間 8:00-17:00
 

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