[昆明] 西山風景名勝区で龍門石窟を見に行く

地球の歩き方 成都 九寨溝 麗江によると昆明の市街地からそれほど遠くないところに、断崖絶壁の中腹に作られた「龍門石窟」という観光地があるらしい。

↓の写真を見てもらえれば分かりますが、これがホントにすさまじい場所にある!
良くこんなところを掘削して寺院を造ったな~、って感心してしまうような場所で「これはこの機会に是非見なければ!」というわけで、西山風景名勝区にある龍門石窟を見に行くことにしました。

西山風景名勝区は昆明市街から南西に15kmくらい行った場所にある観光地。
古くから雲南省中部でもっとも景色が良い場所として知られていたとかいないとか。現在は山全体が観光地になっており、さらっと見て回るだけでも半日くらい掛かります。

西山風景名勝区への行き方

行き方ですが・・・
まず地球の歩き方に記載された方法がおおざっぱすぎる(笑)

曰く
「眠山バスターミナルから6路バスに乗って終点まで」

眠山バスターミナルってどこやねん・・・
と、調べてみたら市街地の西側にあるバスターミナルらしいのですが、そこまでどうやっていけばいいのよ?

仕方ないので地元の人に聞きながらなんとか辿り着きました・・・。

まず昆明市街のランドマークとなっている東風広場から5路バスに乗車し終点である「近華浦路口」まで行きます。続いて降りたバス停で、さらに54路もしくは237路バスに乗り終点が眠山バスターミナル(眠山車場)となります。

さらに眠山バスターミナル(眠山車場)で6路に乗り換えます。
ちなみに6路にはもう一つ「附6路」ってのがあるのですが、こちらでもOKみたい。

6路に乗って走っていくと、なんだか名勝区の入り口っぽい巨大な駐車場と施設の前を通り過ぎるのですが、これがまだ終点では無さそうで混乱。結局次のバス停で降りてみました。

で、降りたら呼び込みのおばさんに取り囲まれ・・・
話を聞いてみると、どうやら龍門石窟がある山頂の方まで車で連れて行ってあげる、費用は20元でOK。普通に登ったらリフトやら何やらでたくさんお金掛かるんだよ。と言ってるっぽい。

いや、せっかく来たからリフトにも乗りたいしな~
なんて思っていたのですが・・・

結局根負けして乗車(笑)
軽ワゴンに8人詰め込まれて山道を凄い勢いで登っていきます(怖)

そんな感じで乗車すること20分くらい。
辿り着いたのが写真右の場所。周りには何もなく小さな小屋がぽつんと一つ。一緒に乗ってた中国人客も不安そうな感じで「やべ、いきなり騙されちゃった?」と思ったのですが、結果的には問題ありませんでした。

西山風景名勝区へ入場、ハイキングコースを歩く

まず、ここで入場料の40元を支払います。

どうやらリフトなどがある場所とは山の反対側に連れてこられた模様。
期せずして山頂側のハイキングコースを散歩することになりました。ラッキー♪

ハイキングコースはなかなか綺麗な景色なのですが結構アップダウンがキツイ。
一緒に来た中国人観光客はこんな場所とは想定してなかったらしく、ハイヒールにミニスカというスタイルで泣きそうになってました・・・。

山頂に建っている凌虚閣。
ここからの眺めがなかなか素晴らしいのです!

眼下に広がる滇池の眺め~
ちなみにこの滇池は雲南省で最大、中国内でも6番目という巨大な淡水湖

凌虚閣から案内看板に従って下ってくると龍門リフトの終点に到着。
表側から普通に登ってくるとここに着くらしい。

入り口の門のところで、観光案内機を貸してくれるのですが日本語は無いというので借りませんでした。

さらに山道を進みます。

ときどき景色が開けて滇池の眺めが素晴らしい。
今日はまぁまぁ天気が良いのですが、雲が低いですね~。さすが標高2,500m!

いよいよ龍門石窟に到着!?

最初は山のハイキングコース的な雰囲気なのですがじょじょに山肌があらわになってきます。

おぉ、なんか石の隧道みたいなのが・・・

隧道を抜けたら断崖絶壁の上だった。
凄いところに道作ったね~。ここ、何かあったら絶対助からない場所にありますよ。

ちょっと怖いけど進んで行くとなにやら入り口が。
ここが龍門石窟でOK?

急角度に下る岸壁を掘り抜いた隧道でした。
これはなかなか面白い~

石窟を抜けたところにはこれまた岸壁をくりぬいた寺院が。

その中にはなんかノリノリな神様(笑)

ちなみにこの寺院こんなところにあります(怖)
いや、これを見たかったんだ。いいですね~、日本だとちょっとありえない危険っぷりが!

さらに岸壁沿いに続く道。
ちょっと怖いのですが、景色がかなり素晴らしい。

さらに下っていくと岸壁沿いの道は終了して、いくつかの寺院やお土産物店などがあります。

寺院には日本と同じくお賽銭箱があるのですが、面白いのが「両替所」が併設されていること(笑)

小銭と両替して、お賽銭を出しやすくしてくれます。

一番下まで下ると西山風景名勝区の入り口へ向かう電動カーがありました
8元と安いので乗ってみることにしたのですが、待ち時間を巡って他の乗客と運転手が怒鳴り合いの喧嘩を始めるという災難。

思うに昆明人は怒りの沸点が低く観光業に向いてない模様。

ロープウェイに乗って雲南民族村へ

電動カーの終点は西山風景名勝区の入り口なのですが、ここから滇池の対岸にある雲南民族村までを結ぶロープウェイが走っています。

龍門石窟だけだと半日くらいで見終わってしまうので、雲南民族村と組み合わせるのが良いかと思います。

しかし、ロープウェイの切符売り場に行くも人がいない・・・
仕方ないので乗り場に直接行ったら、ここではお金を受け取らないのでチケットを買ってこいと言う。

さらに仕方ないので係員が帰ってくるまで時間をつぶしていたのですが、待てども暮らせども戻ってこない。仕方ないので、再び小屋の中を覗くと奥の方で寝てやがった!!

もうね、なんというか中国だよなぁと(笑)

ロープウェイからの滇池の眺めも素晴らしい。
片道40元と安いので是非乗ってみてください。

ってな感じで対岸に辿り着いて終了。
雲南民族村の様子は別の記事で紹介したいと思います。

住所 昆明市西山区西山
電話番号 684226668
営業時間 08:30-18:00
 

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