マニアック香港 & 深セン

雲南省と言えばシャングリラですよ。
シャングリラはもともとイギリスの作家ジェームズ・ヒルトンの小説「失われた地平線」に登場する理想郷（ユートピア）の名前。

そこに住む人々は他の人より遥かに長生きで、世界中の知識を集めた図書館があり、調和に満ちた谷間にシャングリラという寺院が建っているという・・・

とまぁ、そんなお話の中の理想郷ですが、中国がこの「シャングリラ」にあやかるべく2001年に地名を変更しちゃったというから凄い。別に誰も「ここがシャングリラだ！」と言ったわけではないのですが、中国的にここをシャングリラだってことにしちゃったらしいです。

さすが中国（笑）

それはそれとして、理想郷に向けて出発だ！

シャングリラへの行き方

昆明からシャングリラへ行くには飛行機、バスの２つの方法があります。
バスの場合12時間くらいかかるらしく、そんなに長時間バスに乗る気合いはないので、ここはおとなしく飛行機に乗りましょう。

飛行機の場合、いくつかの航空会社が飛んでいるのですが、今回はその中でも最も安いLCC「祥鹏航空（Lucky Air）」を利用することにしました。

昆明からシャングリラまで費用は300元(5,100円)と格安です（笑）
って、実は僕、中国の国内線に乗るのは初めてなんですよね。しかもいきなりLCCとかホントに大丈夫なのか一抹の不安がありますが、もうチケット買っちゃったので仕方ありません。

ちなみにチケットはネットで購入。
近いうちに細かく書きますがCtripというサイトで買うのが簡単でお勧めです♪

• Ctrip日本語版はこちら

早朝、昆明空港に行く

今回の飛行機が安い理由は「早朝便」なんですよね～
なんと朝7:20出発の飛行機。。。

一部の昆明空港行きのバスは5時始発なのでこれを利用することにします。
ここでうっかりタクシーに乗ったりすると空港まで100元くらい掛かるため、タクシー代で飛行機が安い分くらい消えるので妥協はいけません。

空港バスは路線によって始発時刻が違うので注意が必要ですが、今回はその辺の事情もあって朝5時から動いている6路近くの「春城之星酒店（Spring City Inn）」に宿泊していました。

で、渋滞もなく無事に昆明空港に到着。

ばすは出発ゲートに着くので祥鹏航空（Lucky Air）の窓口を探します。
あとは窓口に行ってパスポートを出せばOK。Ctripで購入した場合、Eチケットの控えも必要ありませんでした（もちろん印刷して持って行きましたが）。

空港内の食事は高い！

これは昆明に限ったことではないですが、中国の空港内の食事は総じて高い。
特にチェックインしたあと搭乗ゲート近くにある飲食店は本当に高い。免税エリアなわけで増値税がかからないんじゃないかと思ったりするのですがとにかく高い。

↑の麺が1杯48元だった記憶が・・・。日本円で820円ですよ・・・。
外で食べたら10元くらいだろ、コレ。

飛行機の乗り方で悩む

搭乗券に記載されたゲートにやってきました。
中国語でなにやらアナウンスしているのですが、話すのが早くてよく分からないため受付ゲートに行ってチケットを見せると、「ここじゃない、ちょっと横でまってて」的なことを言っている模様。

え？だってゲートここであってるよね？？
と思ったのですが、どうやら一つのゲートで2つの飛行機を処理しているようで、シャングリラ行きは後でやるから待っててといっていると思われます。

乗り間違えたらどうすんだよ・・・

しばらく待っていたら係員の方が声を掛けてくれて無事に移動用のバスに乗れました。いや、アナウンス全然分からないしドキドキでしたよ・・・

バスに揺られて祥鹏航空（Lucky Air）の登場場所へ！
飛行機はボーイング737だったと思う。

ちなみに、この手前に祥鹏航空（Lucky Air）と書かれたボロボロの機体が置いてあって、「まさかアレに乗るのか？」と命の危険を感じたのですが、新しい機体で助かった・・・。

機内の様子はごく普通ですね。
３＋３のシート構成で、機内はほぼ満席

シートの前後幅も十分で体の小さい僕だと全く問題ありません。
シート自体は安っぽい薄手のシートですがシャングリラまでは1時間くらいなので全然問題ありませんでした。

いざ、シャングリラへ！
祥鹏航空（Lucky Air）はLCCなので機内サービスは一切無し。

入国審査を終えて出てきたらいきなり防寒具売り場があって面白いです。
しかし、それもそのはず超寒いです・・・。標高2,400mの昆明はそれほど寒くなかったですが、今日は天気がイマイチってのもあって、かなり寒い。ダウンジャケットが必要なレベル。

なお、シャングリラ空港には売店などもほとんどありませんでした。

シャングリラ空港から市街地への移動は？

シャングリラ空港から市街地への交通手段はタクシーのみとなっています。
空港の到着ゲートを出て前方の駐車場に向かって歩いて行くとたくさんの呼び込みがあるのですが、こちらは白タクで地元で車を持っている人がやってたりします。

聞いてみたら普通のタクシーより安く（20元）行ってくれるというので、乗ってみたのですが気の良い叔父さんで全然問題ありませんでした。

ホテルの前にきっちりつけてくれて、提示額以上に取られることもなかったです。