ミンスクワールド(明思克航母世界)でリアルな空母を見学する

先日、ちょっと面白い話を聞いた。
なんと香港のお隣である深センに本物の空母をまるごと使ったテーマパークがあるというのだ!

さすが中国。
何というかやることのスケールがデカイ・・・。これはみたい、是非、すぐに。

というわけで行ってきました、ミンスクワールド(明思克航母世界)
本物の空母を使ったテーマパークと書きましたが、ここミンスクワールド(明思克航母世界)で見ることが出来るのは、旧ソ連が誇る重航空巡洋艦と知られた「ミンスク」。

沈黙の艦隊で「やまと」に手玉にとられたことと、冷戦時代に日本近海をうろついては日本人を驚かせていたことで有名な空母、なのですが、それが一体なぜ深センでテーマパークに・・・?

簡単に書くと

  • 1989年頃機関部が壊れて航行不能になる
  • 1991年頃退役する。その後はソ連の港に放置される
  • 1995年に韓国企業がスクラップとして購入
  • 1997年に中国企業に転売され、中国が空母開発に使うとの噂が流れる
  • なぜかテーマパークとして使われることになるも1999年に火災で全焼
  • 2000年に奇跡の復活でミンスクワールドが開業
  • 2005年に運営会社の親会社が倒産し一旦閉園
  • 2006年、競売で別の会社が落札し運営再開
  • 2012年現在、運営は継続してるけど手前の公園部分が売却されて縮小?

なんというか切なさが止めどもない感じですが、実物の空母の内部を余すところ無く見学できるという、おそらく世界で唯一のテーマパークになっているので、まぁ、良かったのだと思っておこう(笑)

ミンスクワールド(明思克航母世界)へのアクセス

というわけで、まずはミンスクワールド(明思克航母世界)へのアクセス方法。

ミンスクワールド(明思克航母世界)は、深圳市東部の大鵬湾に面した場所にあるのですが、コレが結構不便な場所でバスかタクシーしか交通手段がありません。

しかし、中国のタクシーはボッタクリが基本であり、観光での利用はまったくオススメできません。なので、無難に路線バスで行くのがオススメ。

香港との国境にある羅湖駅(ろーふー駅)。
ミンスクワールド行きのバスはこの近所から出ています。

っとその前に腹ごしらえ(笑)
ちなみに結論から言うとミンスクワールドには食事をする場所がないので、お昼時に掛かりそうな場合は、羅湖駅付近で食事をしてから行った方が無難です。

今回僕は駅内にある山小屋という日本のラーメン店に行ったのですがRMB25(300円くらい)と安いのに結構美味しくてビックリ。

さて、腹ごしらえが住んだらバス停へ向かいましょう。
ミンスクワールドに向かうバスは羅湖駅から偽物ビルとして有名な羅湖商業城の脇を通り抜けた向こう側にあります。ビルの反対側に出るまでとにかく真すぐ歩く。

バスターミナルにはたくさんのバス停があるのですが、ミンスクワールドに向かうバスは205番なので乗り間違えないように気をつけてください。↑の写真のように「205」と大きく書かれた看板が目印。

バス料金は3元(40円くらい)と超安い。
料金は先払いなので乗車時に運転手の隣にある料金ボックスに投入すればOKです

で、バスに揺られること50分くらい。
降車場所である「盐田区政府站」に到着、はりきっていこう!と思ったらちょうどしゃ降り・・・。バス停の前にはレンタサイクル的な物もあったのですがそれどころではありません。

そしてバス停から先どうやっていったらいいのか分からない。
どうやらかつてはバス停を降りてすぐの所から公園化されてて、そのままミンスクワールドに行けたようなのですが、売却されてしまったのか大幅に工事中となっておりよく分からないことになっています。

ミンスクワールドはバスの進行方向に向かって右の方に有るようなので、どしゃ降りの中、工事の壁沿いをバスの進行方向へ進み、最初に見える歩道橋のある交差点を右折。そのまま突き当たりまで真っ直ぐ歩いて、さらにもう一度右折して100m程進んだところに入口があります。

入園料は130元(1,600円)と高い!

さて、土砂降りに見舞われたミンスクワールドですが、入場料が高いです。
深センの一般的な工場労働者の月収が3~6万円という状況なのに入場料が130元(1,600円)もするという殿様商売(笑)

なかなか良い商売してやがる。。。
と思いましたが、土曜だというのに中は閑散としており、そりゃそうだろうと思ったり思わなかったりする今日この頃だ。

営業時間は9:30~19:30まで
ちなみに一部の場所は17:00くらいまでしか入れないので昼間見に行った方が良さそうです。

で、チケットを購入して桟橋の階段を登ると・・・

目の前にドーンと空母が登場!
デカイ!!想像していたより圧倒的にデカイ、そして本物の迫力は違う~

全長273mもあるという船体は当然写真に納めることが出来ません。
こちらは後ろ半分。後部が飛行甲板になっている模様。

以前は手前の土地が公園になっており戦闘機などが展示されていたらしいのですが、現在、公園はなくなっており展示されていた戦闘機は隅っこの方にちんまり並べられています。

いよいよミンスク内部へ侵入

ずいぶん前振りが長かったですが、いよいよ本物の空母に乗艦したいと思います!

って、入ったらいきなりお土産コーナー(笑)
なんかチープなお土産がたくさん売られていますが、とりあえずスルーして見学順路となっている左側の通路を進みます。

で、まず到着するのが魚雷発射室。
おぉ、本物だけあってなんだか生々しいぞ。

こちらは艦橋部にあるフライトコントロールルーム。
計器類が超年季が入っている上、「ご自由におさわり下さい」状態のおかげでぶっ壊れまくっているのが「中国だなぁ」という感じw

操舵装置(Steering gear)。
座って弄っても文句言われませんが、壊れ放題汚れ放題なので・・・

艦橋部からの眺め。
おぉ、なんだか超カッコイイ!

情報管制室(Imformation Room)
これまた年季の入ったコンピューターが無造作に並んでます。コレ全部でもiPhoneのCPU以下なんだろうなと考えると感慨深い。

基本自由なテーマパークなので艦橋部から外に出たりも出来るw
レーダーとかかなぁ、なんか珍しい機械がゴテゴテ着いてて面白い

雨が弱くなったので甲板に出てみた。
船体後方から艦橋部を眺めてみると超カッコイイじゃないか。

甲板部には中国製の戦闘機A-5(強撃5)が展示されています。
余談ですがミンスクは垂直離着陸機を想定した空母なので、↑のような滑走路が必要な機体は本来乗せていなかった模様。

あくまでイメージの展示ってコトですねw

Mi-24ハインド
遠くから見るとカッコイイのですが、近づいてみるとかなりボロボロというかまったく手入れされておらず、錆まくってます。

続いて甲板前方部に移動。
こちらにはなんかいろんな武器が搭載されてておもしろい。

写真は対艦ミサイルSS-N-12。500km先の艦艇を攻撃できるとか。

対空ミサイルと対潜ロケット。

これらの武器を艦橋をバックにパチリ。
近くから見なければこれ以上ないくらいカッコイイ。

なぜか突然、軽食販売中w
飲み物だけ、かな?

続いて唯一のアトラクションらしい「作戦指揮中心」へ。
なんだか怪しげな証明の廊下を下っていくと・・・

おぉ、なんかコンピューター的なものが並んだ部屋に到着。

なんだか映画やアニメに登場しそうな作戦指揮室が!!
やはり重要な場所だけあって船体の真ん中付近、それも下の方にひっそりとあるみたいです。

反対側からもパチリ。

以前はここでアトラクションが催されていたようですが、今回はそのような気配は全く無く、アレレって感じ。

他にもよく分からないけど計器類がいっぱい~

作戦指揮中心を抜けて階段を登ると展示室に到着。
展示室には軍服やら防毒マスクやら物騒なものがたくさん展示されているのですが、中でもダントツに物騒だったのがコレ。まじか・・・?

展示室を抜けると船体内部の倉庫スペースに到着。
かなり広くてこれが船の中とは思えない大きさ。

倉庫の後ろ側には大きなハッチがあってここから機材を出し入れしてたのかなと?

中にはこれまたチープなお土産店とか4Dと書かれたアトラクション。
じつはこれが唯一稼働してるアトラクションで中ではミンスクが戦っちゃう3D映画を見ることが出来ます。なぜ4Dかというと上映中にシートがガタガタ動くからですw

かつては動いていたと思われるシミュレーター的な何かと、これまたかつてはショーなどが行われていたらしいステージ。どちらも現在営業停止中・・・

入場料は高いがクオリティは低いw

館内にはソ連製のMiG-23BN戦闘爆撃機が展示されています。

戦闘ヘリに使われていたらしいジェットエンジンが無造作に置いてあるw

という感じでミンスク館内の探検は終了♪
途中に書かれている案内は中国語と英語なのでほとんど読む気にならなかったのですが、実物を見るだけでも十分に面白かった!!

まったくメンテナンスされてない風でかなり朽ち果てていますが、それもまた時代を実感できる「味」と思えば楽しめるのではないかと。

ちなみにざっと内部を見て所要時間は2時間程度でした。

ふと、桟橋の所に係留されていた船を見ると「工作船」の文字。
一体何を工作していたのか・・・

ミンスクワールドを出てすぐそばにある桟橋からミンスクの全景を見ることが出来ます。この場所からの眺めが一番カッコイイかもですね~

住所 深圳市盐田区沙头角
電話番号 0755-25355333
営業時間 9:30-19:30
 

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