赤柱(スタンレー)で香港リゾートを満喫する
香港の街中は散策し尽くした感があるな~。ブランドモノとか興味ないし。
というわけで、香港島の南側にある高級リゾート地「赤柱(スタンレー)」に行ってきました。
赤柱(スタンレー)はイギリスによる香港入植が始まった当時もっとも栄えていたと言われる場所で、風光明媚な地形からお金持ちの外国人が住居を構えるようになったとリゾート地。
古くから軍事施設や監獄が有る一方で、欧米の雰囲気満点のビーチや雑貨や怪しい商品を売る店が並ぶ赤柱市場(スタンレーマーケット)など、観光客が訪れても楽しめるスポットもあるので日帰りで観光するにはピッタリのスポットです。
赤柱(スタンレー)への行き方
香港島の南側にある赤柱(スタンレー)には地下鉄はないためバスかタクシーを利用します。
香港島側からは、中環(セントラル)や金鐘(アドミラリティ)付近から6X、6、6A、73、66、260番のバスに乗って30~45分くらい。また、銅鑼湾(コーズウェイベイ)から40番のバスに乗ってもOK。
さらに九龍側からもバスが出ており観光の中心地である尖沙咀(チムサーチョイ)から973番のバスに乗って80分くらいで行くことが出来ます。
今回は尖沙咀(チムサーチョイ)からバスで向かいます。
尖沙咀(チムサーチョイ)にある赤柱(スタンレー)行きのバス停「新世界中心」。
場所は九龍半島の南側を走る梳士巴利道(ソールズベリー・ ロード)沿いのインターコンチネンタルホテルと新世界中心(ニュー ワールド センター)の前辺りにあります。
バスの時間が心配だったのですが20分おきくらいに出ている模様~
バスは九龍公園辺りをグルグル走ったあと西區海底隧道(西トンネル)を通って香港島へと進みます。
上環(ションワン)の街中を走り抜けて行きます。ふと見ると前方にものすごい激坂!
地名は不明ですがぎっちり密集したスラム街の隣に巨大な高層マンションが建ち並ぶ不思議な風景
途中に停車する海洋公園
半分くらいの人がここで降車しました。
あ、そうそう。
大事な事を書き忘れていましたが、赤柱(スタンレー)へ行くバスには2階建ての大きなバスとワンボックスを利用したミニバスがあるのですが、観光で行くなら2階建てバスが断然オススメです!
高い視点から周囲に景色が楽しめるし、狭い路を巨大なバスを振り回しながら走るのはスリル満点。
バスの席は2階の最前列がオススメなのですが、競争率が高いのでキープできなかった場合は前方に向かって右側の席がお勧めです。
なぜなら右側には海が見えるから♪
道ですかこのリゾート臭満点の景色。とても香港とは思えませんね~。写真だとちょっとわかりにくいけど左側には海水浴場もあるし。
っていうか自転車で走ったら気持ちいいだろうな~
今度機会があったら走りに来よう。
そんな海沿いの風景を眺めつつ周囲になんだかリゾート的な雰囲気が漂ってきて、別荘みたいな建物が増えてきたら赤柱(スタンレー)に到着です。
赤柱村巴士總站(スタンレービレッジ・バスターミナル)でバスを降りるのが便利♪
赤柱市場(スタンレーマーケット)散歩♪
バス停の向かい側にある赤柱市政大廈の脇の坂道を下っていくと・・・
こんなフルーツを山盛りで販売しているお店が目に入って赤柱市場(スタンレーマーケット)に到着です。
値札に「lb(=ポンド)」と書かれているので、1ポンド(0.45kg)でHK$20(200円くらい)ってことですね。安いかといわれると結構微妙だけど、観光地価格なので仕方ないw
他にもおもちゃとか洋服とかを売る小さなお店がぎっしりと集まっているのですが、その一角にあった不動産屋に興味を引かれて物件情報を眺めてみると・・・
どうやら赤柱周辺のリゾート物件らしいのですが、HK$43,0・・・、えーと一、十、百、千・・・、あぁ43,000,000ね、って、日本円にして4億3千万かよ!しかもそれでも安い方で戸建て物件とか16億円とかどうかしてる!!
1ヶ月当たりのレンタル価格が300万円とかお前らドンだけ金持ちなんだよと。。。
やれやれと思いつつ海沿いに出ると、ヨーロッパ的なかわいらしい建物の飲食店が並んでいました。いいね~、こういう海沿いのオシャレなお店で昼間からビールとか飲んだら最高だよ♪
もちろんあとで一杯やりますが、とりあえず今は素通り。
赤柱湾の眺め。
小さな湾になっている赤柱湾は非常に穏やかで、なんだか高級そうなクルーザーが何艘も浮かんでいます。
金持ち臭が漂ってる、ものすごく。
海沿いに小さなお店が並んでるのが赤柱海濱小賣亭(スタンレー・ウォーターフロント・マート)。数年前に整備された新しい観光スポットらしいのですが、その中で心惹かれたのが花文字。
花文字は中国に由来する色彩豊かな風水の縁起物で、複数色の塗料を付けた画材で、文字に風水アイテムをあしらった作品。コレがかなりキレイで、縁起物だしお土産にはピッタリだよなぁと。
さらにビーチ沿いを東へ行くとビーチに下りることが出来る岩場と古廟が建つ展望台などがあります。
で、ここから本格的に赤柱市場(スタンレーマーケット)に突入します。
雑貨やお土産、怪しいコピー商品を売る店が軒を連ねて迷路のようになっています
Tシャツは1枚HK$10(100円)くらいから売っている店も。
とはいえ、物価は全体的に高く、お買い得とかではありません。
ちょっと笑えるアートな雑貨などもあって面白い
おぉ、自転車集団発見!
やっぱり、自転車で走ったら気持ちいいんだろうな~。仲間に入れて欲しいけど言語という大きな壁が(笑)
海沿いのレストランで昼間からビールを飲む
まさに欧米人のリゾート的な雰囲気を満喫するなら赤柱大街沿いにあるレストランで昼間からビールを飲んじゃいましょう♪
こんな雰囲気ですよ。
もはやここは香港ではない(笑)
ビール!
そして生牡蠣。この生牡蠣が甘くて超旨い。お腹を壊す覚悟で食べたのですが大丈夫だったw
何か分からないけど大きな魚。
さらに、欧米のブランチといえばフィッシュ&チップスだ!
いや~、すごいわ。欧米のリゾートの破壊力。ってここ香港だけど。
こんなこと1ヶ月も続けてたら人間がダメになるね、マジで(笑)
美利樓(マレーハウス)にも行ってみる
海沿いを赤柱市場(スタンレーマーケット)と反対(西側)へ行ったところに建っているモダンな建物が美利樓(マレーハウス)。聞くところによると香港にある西洋建築でもっとも古いと言われている歴史ある建物だとか。
もともとは1846年に英国軍将校の住居としてセントラルに建てられたもので、一時取り壊されていたモノを保存されていた資材を使ってこの場所に再建したとのこと。
中には香港海事物館とレストランがあり、3F辺りのレストランはオープンなテラスで赤柱湾を眺めながら食事が出来る素敵スポットになっています。
3Fのテラスからの眺め。
この風景を眺めながら食事したら美味しさ倍増に違いない!?
天后廟(ティンハウミュウ)でお参りしてみた
美利樓(マレーハウス)の北側に建っている大きな廟が天后廟(ティンハウミュウ)
たしか天后は海の守り神だったんじゃなかったかなぁ。
中にはたくさんの仏像が並んでいます。
何となく興味を引かれて地元の人のまねをしてお参りしてみた。言葉はまったく通じないけど身振り手振りで教えてくれます。
香港懲教博物館(Hong Kong Correctional Services Museum )
リゾート地として知られる赤柱ですが、もう一つ、監獄がある街としても有名です。
その赤柱監獄のそばに香港の監獄の歴史を展示した博物館があるというので、ちょっと脚を伸ばして行ってきましたよ。
赤柱のリゾートエリアから歩くこと10分くらいで香港懲教博物館に到着。
このまま奥に進むと本物の監獄があるのですが、そちらは関係者以外立ち入り禁止らしく一般人は入ることが出来ません。
で、香港懲教博物館なんですが・・・
さすが海外の監獄博物館だけあって展示内容が強烈だよ!
斬首されたたくさんの死刑囚の死体を前ににこやかにほほえむ欧米人の写真とか、もうね、超怖いんですけど。
他にも尻叩き刑の道具とか見てるだけで見てるだけで尻が痛くなってきます。
こういうことを言っては何ですが、刑罰ってのはこんな風にリアルであるべきだと思うんですよね。だからこそ抑止力になるわけだし。
絞首刑台の実物大模型。底もちゃんと開くのですが、その下が入口ロビーになっているという衝撃の事実。下から見上げたら死刑台なのか・・・
他にも怖い展示がたくさんあるのですが、この辺にしておこう。。。
帰りも2階建てバスで!
というわけで、赤柱(スタンレー)をすっかり満喫したのでそろそろ都会へ帰ります。
街全体と監獄博物館併せて所要時間は4時間くらいかな~。朝のんびり都心部を出発しても日帰りで十分満喫できるのではないかと思います。
さらば、高級リゾート地。
買えないので、今度は自転車で遊びに来るぜ!
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