セナド広場周辺の世界遺産満喫ツアー!

22の歴史的建造物と8カ所の広場が世界遺産に登録され、世界で3番目に世界遺産が多いマカオ。全部見ようと思ったら1日じゃ廻りきれないので、今回はその中でも世界遺産が密集しているセナド広場周辺を散策します。

って、フェリー乗り場からセナド広場まではちょっと離れてて歩くのは無理なので、フェリー乗り場でタクシーを拾って「セナドガーデン!」といって何とか気持ちを伝えましょう(笑)

タクシーの運転手とと意思疎通さえ出来れば後は何とかなるのですが、それが心配な場合は「マカオ観光ツアー」などがお薦めです。往復のフェリー代とタクシー代、その他を考えると結構安いしね~

で、やってきましたセナド広場。
セナド広場周辺には主要な世界遺産がたくさんあるため、観光でマカオに来るならここを中心に周囲を散策するのがお薦めです。

なお、このセナド広場自体が世界遺産だったりして、なにげない街の風景自体が世界遺産なのがマカオの凄いところ。

ここからはセナド広場周辺で見た世界遺産などを順に紹介したいと思います。
歴史ある建造物が多いので建物マニアの方には堪らない内容となっておりますw

民政總署大楼

まずはセナド広場の目の前にある民政總署大楼(マンゼンジョンチュダイラウ)
ポルトガルにあるマフラ宮殿の図書館を模した建物で、現役の政府機関が今でも使っています。

中には自由に入ることが出来て中庭の庭園を見たり~

凄まじく立派な議会場を見学したりも出来ます。

仁慈堂大楼

セナド広場に面して建っている仁慈堂大楼(ヤンチィトンダイラウ)
仁慈堂大楼は、日本や中国を管轄した初代マカオ司教ドン・ベルキオール・カルネイロが1569年にアジア初の慈善福祉施設として設立したもので、現在は公証役場として使われている建物。

2Fは博物館になっており宗教的芸術品や建物に関する古文書などが展示されています。

んで、セナド広場から仁慈堂大楼の前を通り、歩行者天国な路を奥へ進んでいきますよ~

聖ドミニコ教会

聖ドミニコ教会はメキシコから来たドミニコ会のスペイン人修道士によって1587年に建てられた簡素な礼拝所が始まりとされる教会で、現在の教会は1828年に再建されたものです。

クリーム色の壁に白い漆喰で細かい装飾が施されててとてもキレイな建物~

中は自由に見学することが出来て(というか、マカオの建物は基本的に入場料とかかりません)、こんな立派な教会を見ることができちゃいます。

キリスト教徒じゃなくても感動ものです、この荘厳さは!

2Fより上は宗教関連の展示物がずらり。
説明が英語とポルトガル語?なのでよく分かりませんが、日本の教会ではちょっと見かけないような「死」をイメージするようなアイテムがたくさんあるのが印象的。

復活するキリスト・・・かな?
十字架に打ち付けられた際の傷跡とかも生々しく再現されてますよ~

盧家大屋

続いて聖ドミニコ教会の向かい側の路地を入ったところにある盧家大屋(ロウガァダイオッ)へ。

この路地の雰囲気がまた良い感じですよね♪

路地の民家と一体化して、コレが世界遺産か?と我が目を疑ってしまいますが、こちらが盧家大屋(ロウガァダイオッ)。

盧家大屋(ロウガァダイオッ)は、かつてマカオにいくつもの大きな建物を所有していた貿易商廬華詔の屋敷で、東洋と西洋両方の建築技術が贅沢に取り入れられており、建造物としての価値と芸術性の高さから世界遺産の対象となったとか。

大堂(主教座堂)

盧家大屋の路地を抜けたところにあるのが、大堂・主教座堂(ダイトン・ジュカウゾォトン)で、マカオ司教区が開かれた1576年頃に活動の中枢としてこの地に初めて建てられた教会です。

その後何度も改修が行われ現在の大堂(主教座堂)は1937に建てられたもの。

白壁の建物の中には、正面奥と両脇にキレイなステンドグラスがあり中に入って見学することが出来ます。

聖ポール天主堂跡

さてさて、マカオの世界遺産巡りも佳境に入ってきました!
マカオの世界遺産でもっとも有名な風景と言えばやっぱり聖ポール天主堂跡ではないかと。

あの有名な巨大な壁(正確にはファサード:正面壁)ですよ~

聖ポール天主堂跡へ向かう道は土産物店がずらりと並んでいて超賑やか!
道には試食品を配る人が結構いて、それらをつまみ食いするだけで結構お腹いっぱいに(笑)

聖ポール天主堂跡の前にあるお店でマカオ名物のエッグタルトを買ってみた。
1個70円、甘さ控えめでつまみ食いにちょうど良い。

んで、おみやげ店が並ぶ路地を抜けると・・・

正面に大きな壁みたいなのが見えてきましたよ~。
あれが聖ポール天主堂跡だ!

これはスゴイ!
だけどなんで壁だけ建っているんでしょうか?建物は??

実はこの聖ポール天主堂跡、もともとは後ろ側にちゃんと建物が建っていました。
しかし1835年の火事で建物の部分が焼けてしまい、結果的に石造りのファサード(正面壁)だけが残されて今の形になっているんだそうです。

当時は「ローマ以東でもっとも傑出した教会」と呼ばれたほど立派な教会だったみたいなのですが、このファサードを見ただけでも相当立派だったことが分かるってものです。

裏側に回るとファサードに登ることもできます。
う~む、絶景ですね~

ナーチャ廟&旧城壁

聖ポール天主堂跡のファサードに登って右後ろ側を振り返ると、小さな御廟と古ぼけた土壁を見ることができます。

一軒何の変哲もない建造物ですが、なんとこの二つも世界遺産!

1888年に建立され神童ナーチャを祀る中国式寺院「ナーチャ廟」とポルトガル人の居留が始まった1569年頃に造られた古い城壁「旧城壁」です。

ちなみに、ナーチャ廟に祀られているナーチャは母親のお腹に3年半もおりその間に道教の僧から特別な力を与えられたといわれているとか。

モンテの砦(大炮台)

さて、今回のマカオ世界遺産巡りの最後を締めくくるのはモンテの砦(大炮台)!
聖ポール天主堂跡の北側(ナーチャ廟の反対側)の山の上に設けられた砦の跡で1617年から1626年にかけて築かれたマカオ最強の防御施設であったといわれています。

この山はモンテの丘というのですが、山全体が要塞化されています。
かなり内陸にあるためいった誰と戦うものなのか疑問に思ったのですが、どうやら海から攻めてくる外国からマカオを防衛するための施設だったようです。

昔はもっと海が近かったのかな??

モンテの砦の上にはレプリカの大砲がたくさん据え付けられています。

大砲はマカオの風景のなかでひときわ異彩を放つカジノ「グランドリスボア」を狙うように据え付けられており、恨みでもあるのかと思いますが、リスボアがたった方が後なので問題有りません(笑)

モンテの丘の上から眺めるマカオの風景もなかなか♪
カジノが建ち並ぶ華やかな風景から地元の人が暮らす雑多な風景までぐるりと見渡すことが可能です~。

というわけで、マカオの世界遺産巡りは終了~
他にもかなりの数の世界遺産があるのですが、何しろ暑いのとよく考えたら仕事できているのでこの辺で切り上げましょうw

 

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