香港でのお葬式の出席の仕方
あまりあって欲しくないことですが、香港に長く住んでいるとどうしても避けられないのが、香港人社員や友人関係のお葬式です。
先日、悲しいことに友人のご家族が亡くなったのですが、はた、と考えると香港のお葬式にどうやって出席したらいいのか分からないわけで、かといって当人に聞くのも悪いしってことで困ったので、香港のお葬式に出席する際の注意事項など纏めておこうと思いついた次第です。
香典は包むのか?
日本だとお葬式やお通夜への出席時に香典を包みます。
香港でも似たような風習があるらしく以下のようにするのが一般的らしいです。
- 金額はHKD100~HKD1,000くらい
- ほんの知り合いレベルでHKD100、親しい間柄でHKD1,000くらい
- 上記の香典+HKD1を白い封筒に入れて裏に名前を書く
- 名前を書く
という感じくらいで、香港らしく細かい決まりはない模様です。
追加で入れたHKD1は後述する香典返し(?)とともに返してくれます。
服装はどうしたらいいのか?
日本だったら黒のスーツとかですが香港のお葬式はもっとざっくばらんな格好でOKです。短パンは流石にないけど、長ズボンにTシャツくらいでも無問題。日本人っぽくスーツとか着ていくと逆に浮きまくりです。
ただし、色だけは気を使って紺や黒、灰色などの暗めの色を選択しましょう。
明るい色の服はNG。
香典返しはその日のうちに使う
お葬式に出席し受付を済ませると、香典返し(?)的に小さな袋をくれます。
この中身は以下の通りなのですが、これらは家に帰り着くまでに全て使い切って袋も途中で捨てていった方が良いとされています。
- ティッシュ
- 飴
- HKD1
HKD1を使うのは難しい気もしますが、食事してチップ代わりにおいて帰っても良いでしょう。
また、葬式に出席せずに香典だけを渡した場合、赤い袋にHKD2と柏の葉が入った袋を貰います。こちらは「葬式が終わってこれから良いことがある」という意味のモノなので使ったり捨てたりせず取っておくのが礼儀だそうです。
お葬式2日目の参加は難しい
香港で多い道教の場合、2日間に渡ってお葬式が行われます。
しかし、道教のお葬式2日目は、儀式に最中にやってはダメことやお坊さんの指示に従わなければ行けないことが多く、それらの指示は全て広東語で出されるため、よほど広東語が堪能でなければ参加は難しいです。
外国人では難しいのでできるだけ2日目の参加は避けましょう。
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