マニアック香港 & 深セン

僕が香港に自分で会社を作って就労ビザを取得してから早いものでもうすぐ1年が経ちます。おかげさまでいろいろ煩わしい問題はあるものの経営の方はまぁぼちぼちといったところで、なんとか楽しくのんびりやらせていただいております。

さて、通常香港では初回の就労ビザの有効期限は1年となっており、このまま居住するならビザの更新・延長申請をしなければなりません。

当初、取得したときとおなじく専門業者に頼もうと思ったのですが、これが結構高い。僕がお世話になっている会社でHK$5,000くらいと言われ、他で調べたら延長だけでHK$10,000なんて話しも！安いところだとHK$3,000くらいでしょうか。

で、聞いた話だと・・・
実は結構簡単らしいんですよね～、延長は（最初の取得は難しいけど、更新は楽らしい）。ホントに簡単にできるならお金節約しちゃおうかな～とか思いついて、この度、初めての延長を自力で敢行・無事成功しましたので、実際の様子や方法などを纏めておこうと思います。

必要書類は？

まず必要書類。
僕は家族の帯同がない自分だけの就労ビザなので下記の書類だけでOK。

• ID 91 Application for an Extension of Stay
• 会社のBRコピー
• Company Supporting Letter
• 本人のパスポート
• 本人の香港IDカード
• 申請費用HK$190

※追記
パスポートとIDカードについてはコピーが必要です。イミグレオフィスの近くでも取れますがだいたい高いので自宅か会社で取れるようなら準備していった方がよさげ。必要なのは以下のページです。

• パスポートの顔写真があるページ
• 現在有効な就労ビザがあるページ
• IDカードの表面

また、家族ビザの延長申請をする場合は上記の書類の他に下記の書類が必要らしいです。こっちは試してないので参考程度に。

• ID 481A　Declaration of Sponsor(保証人申請書)
• ID 481B Declartion of Dependant Applicant」(扶養家族申請)
• 申請者本人と保証人のパスポート

このうち、ID 91, ID 481A, ID 481Bなどの書類は香港入境事務處のサイトでPDF形式にて配布されているので、それを適宜埋めればOK。パスポートやIDカードの準備は問題有りませんので、問題は「Company Supporting Letter」ということになります。

• 書式はこちらのページにあります

Company Supporting Letterとは何か？

僕は以前いた会社でもビザの延長申請をしたことがなかったので、この書類でちょっと躓きました。Company Supporting Letterってなんじゃらほい、と・・・？

ビザを申請する際には事業の説明やらなんやらいろいろ書いた書類を出したのですが、まさかアレをまた作れとか・・・。いや、それなら外注してお金で解決するよ。とか悩んだのですが、Company Supporting Letterとはそういうものではありません。

簡単に書くと以下の様な書類です。

• 就労先の会社からImmigration Dependantに対して発行する書類
• 内容は申請者本人の雇用条件、役職、業務内容
• 雇用主のサイン（要カンパニーチョップ）
• 申請者本人のサイン

これらの内容をA4サイズ1枚くらいにサラッと纏めます。
サイン者が他にいる場合はそちらの方に会社のサインを貰ってもいいですし、僕のように自分がサイン者なら雇用主、本人共に自分のサインでOKです。

書式については特に指定は無さそうで、上記の内容が入っていればOK。作り方が分からないというご質問を多数いただいたので下記リンク先にてテンプレートを販売することにしました。

• Company Supporting Letter販売ページ

ビザの更新・延長申請はいつから可能なの？

一般的にはビザの有効期限の4週間前からとされています。
特別な事情があればそれより前でも受け付けてくれるそうですが、理由云々でアレコレ揉めるのも面倒ですので、4週間前きっちりくらいに提出しに行けばいいのではないかと思います。

ちなみに僕ですが。。。
香港入境事務處に申請方法を質問しに行ったらそのまま申請することになり、結果的に1.8ヶ月前に受け付けて貰えました。よく分かりませんが、そういうこともあるみたいです（笑）

申請の方法は？

申請の方法は簡単です。
上記の必要書類を準備し、湾仔(ワンチャイ)にある入境事務大樓(イミグレタワー)の5Fにある延期逗留組(EXTENSION SECTION)を目指します。

1-3番の窓口が申請書類の受付となっているので、ここに持参した書類を全て提出します。軽くチェックのあと問題なければ番号札を渡されるので書類の審査が済むのをひたすら待ちます。

しかし、この待ち時間が超長い。
ビザの手続き窓口は慢性的に混雑しており2時間待ちくらいは当たり前。実際、僕はここで2時間弱待たされました。。。何か暇つぶしグッズを持参するのがオススメです。

※追記
2回目のビザ延長は家の近くの出先窓口に行ってきました。
出先は全部で6カ所あってどこでもビザ延長手続きが可能なので、自宅や勤務先から近いところに行けばいいかと思います

• 出先オフィス一覧

窓口の事前予約が可能

この混雑を回避する方法として窓口の事前予約が可能です。

• こちらのページから予約が可能

香港入境事務處いわく、こちらで予約すれば待ち時間が短縮されるということでしたが、所内に貼ってあった案内によると待ち時間の違いは30分ほど。また、予約は常にいっぱいで近場の日付だと取りにくいので、覚悟を決めて直接行っちゃうのもありかと。

ただし、当日受付は1日の取扱件数に制限があるという話もあるので朝早く行った方が良いかもしれません。

※追記
2回目の延長時は予約をしていってきたのですが圧倒的に早いです。時間が決められるなら予約した方が良いですね～

土曜日は空いてる模様

さらに実際行ってないのでわからないですが、所内の案内によれば土曜日は待ち時間が大幅に短縮されている模様。会社がらみで来る人が減るからだと思われますが、自分で行くなら空いている日の方が良いですよね～

順番待ちディスプレイをひたすら眺める！

待っている間は順番待ち表示用のディスプレイをひたすら眺めます。自分の待っている番号札の番号が表示されたら指定されたカウンターに行きます。

ここで持参した書類に問題がある場合は、アレコレ質問されたり、怒られたりします。実は僕、最初行ったときにCompany Supporting Letterを持って無かったのですが、結果的には下のようなご指摘事項書類を頂戴して指定日までに再提出するようにとのことでした。

通常、書類に問題がない場合でも当日には手続きが終わりません。
手続き終了時に貰うレターにビザの発行日が書いてあるので、指定日に改めて入境事務大樓(イミグレタワー)5Fの延期逗留組(EXTENSION SECTION)に行く必要があります。

イミグレタワー再び、そして無事にビザ延長・更新

申請日に貰ったレターとパスポート、IDカード、それから僕のように書類不備を指摘された場合は、不備だった書類を準備して、再びイミグレタワーへ。指定日以外でもOKらしいのですがその場合は手続き遅れちゃうよとか書いてあるので、万難を排して指定日に行きましょう。実際どうなるかは謎です（笑）

レターによると、今回は30番の窓口に直接行って書類を提出すると言うことなので30番窓口へ。書類と引き替えに再び番号札をくれるので、今回もひたすら待ちます。

前回と違うのは順番待ちディスプレイがないこと。
このため、放送で番号もしくは自分の名前を呼ばれるのを聞き漏らさないように集中する必要があります。

で、またしても待つこと1時間。。。やっと呼ばれたよ、愛しい僕の名前！

受け取りは27番窓口に行き、係員の指示に従って申請費用HK$190を払います。これで手続きは全て完了！お疲れ様でした～。

なお延長時は取得時のように一旦国外に出て入境印を貰うという作業は不用です。