香港で会社ロゴや名刺のデザインを格安で制作する方法
海外で仕事しているといろいろちょっとしたことが不便だったりするのですが、僕が起業した際に困ったのが名刺のデザインをどうしようかってことです。
香港にはこういったデザイン仕事を請け負っている日本人のデザイナーさんとかもいらっしゃるのですが、海外の日本人価格ってことでちょっと高い。かといって香港ローカル印刷会社にデザインもセットで依頼すると、とてもショボイものが上がってきてガッカリすることに・・・
名刺は自分の分身ですからカッコイイものを持ちたいところ!
新しい会社を立ち上げた際にはロゴマークなども作りたくなると思いますが、これらのロゴや名刺、さらにはチラシやパンフレットなどのデザインを格安で外注する方法を紹介します。
フリーランス発注サイト「Lancers(ランサーズ)」を活用!
今回利用するのは10万人以上のフリーランスのデザイナーに、格安で仕事を依頼できる日本のサイト「Lancers(ランサーズ)」です。
僕のようなWeb関連の仕事をしている人にはとっても有名なサイトで、希望するロゴや名刺、パンフレット、それからWebページなどのデザインまで希望する条件を書き込みすれば、日本中のフリーランスの方から提案を貰えちゃうというナイスなサイトなのです。
しかもこれ海外からも利用可能なので、海外から仕事は発注するにはうってつけ!
Lancers(ランサーズ)ではデザイン案件の他に文書作成や翻訳、プログラムの作成なども依頼できるのですが、最も手軽に利用できて、しかも面白いのがコンペ形式でのロゴや名刺のデザインの依頼です。
費用は基本的に好きな価格で発注できます。
ただし金額が小さければ受注側の魅力度が低下するためコンペの応募者が少なくなる他、レベルの高いフリーランサーの応募が受けづらくなり良い提案を受けられる可能性が下がるって感じです。
一般的な費用はこんな感じ
- ロゴ作成:30,000円~
- 名刺デザイン:20,000円~
- チラシ作成:30,000円~
その他仕事の種類によって一般的な発注価格を見ることが出来ます。
デザインはコンペ方式が面白い!
デザインを依頼する際に面倒なのが、最初にイメージを言葉で伝えて、それを具体的な形にするまでの工程です。運良く自分のセンスに合うデザイナーと出会えればいいですが、香港の狭い日本人社会ではちょっと難しい。
また、何度もデザインを修正して貰うのは申し訳ないな~
なんて思っているウチに、ある程度のところで妥協しちゃうなんてことも。
そもそも発注側は素人でアイディアが纏まっていないことが多いので出来るだけ多くの提案を貰って、それを見ながらイメージを具体化していく方がより理想に近いものができると思うんですよね。
そんなときに便利なのがLancers(ランサーズ)のコンペ発注方式。
コレ何が便利って、提案を貰う段階までは費用が掛からず、最終的に気に入ったデザインを提案してくれた人にだけ費用を払えばいいんですよ。これほど発注者にとって有利な条件はない!
たとえば上記は記事を書いている時点で他社が募集している案件ですが、「倉」という文字を使ったロゴを作成して欲しいという案件です。このほかにもたくさんの提案が集まっていて、その中から気になったものを選ぶことが出来ます。
こちらはイクメン関連イベントのパンフレットの募集案件。
前職で日系デザイン会社にこういうの依頼したらHK$1.5万とかだった記憶があるのですが、ランサーズなら半分以下で、しかもいろんな提案が受けられる!
さらに、だいたい良いんだけどちょっと修正して欲しい。
などの交渉も最終決定前なら可能です。
コンペの募集といても難しいことはなく、Lancers(ランサーズ)が設定している項目に必要事項を入力していくだけだから簡単。
コンペというと難しく感じるかもしれませんが、やってみると香港の狭い日本人社会で気を遣いながらデザイン発注するより気楽ですよ(笑)
コンペ成功のちょっとしたコツ
理想に近いデザインをして貰うためのコツは、発注時にどれだけ具体的にイメージを伝えられるかにかかっています。とはいえ、何の資料もなしに想像するのはちょっと難しい。
そんなときにもLancers(ランサーズ)は便利♪
Lancers(ランサーズ)では現在募集中&過去に締め切ったコンペの提案内容の一部を公開しています。他社の案件に対して提案されたものを事前に見てイメージを膨らませることで、よりイメージを具体化しておきましょう。
中で「これだ!」っていうデザインがあれば、その作成者に直接依頼することも出来ますし~
名刺の印刷は香港で
ロゴ、名刺、パンフレットなどデザインものの作成では、最終納品はaiファイル(アドビ・イラストレーター)などのデータで行われます。ロゴなどはそのままいろいろな用途で活用できますが、名刺の場合は印刷が必要です。
名刺の場合、納品されたaiファイルをローカルの印刷店に渡せばOK。
デザインは完成してて印刷だけなので幾らも掛からないと思います。また、追加印刷時も同様でOKです。
もちろん香港からでも利用可能
Lancers(ランサーズ)自体は日本のサービスですが、もちろん香港からでも利用可能です。必要なのはクレジットカードだけ(香港のカードは試してないんですが、円建て決済でも問題ないはずだと思います)。
いや~、大手企業でももちろんですが、特に個人で起業する場合には、こういったサービスを上手に活用して安くセンスの良い物をゲットできると良いですね。
この記事へのコメント(4件) |コメント入力欄へ
いつも有益な情報、ありがとうございます!
香港に赴任してからの半年間、いつも貴サイトに助けて頂いてます。
因みに、差し支えない範囲で教えて下さい。
記事に「起業」とありますが、inaさんはサラリーマンとして香港で働きながら、平行してWeb関連の事業を起業して事業展開されてらっしゃるのでしょうか?小職も起業に興味があるのでお伺いさせて頂きました!
また、記事カテゴリー一覧にある、フィリピン旅行記が個人的に興味津々です笑。ぜひ近いうちにアップ頂ければ幸いです。香港から至近ですので、小職も何度か旅行してハマっております☆ 長々と失礼しました!
>ぶーやーさん
コメントいただいてフィリピンの件が書きかけで放置されていたことを思い出しました(笑)
それから起業に関してですが、基本的に香港のビザは専業義務があるため、どこかの会社で働きながら起業やアルバイトをすると違法就労になっちゃうので出来ないんですよ~。バレなきゃいいってのは有りますがw
なので僕の場合は、元々駐在員として香港に来て、その後、退職してから独立・起業しているって感じです~
>inaさん
なるほどなるほど!
了解です。いつもありがとうございます☆
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