マニアック香港 & 深セン

以前書きましたが、僕は香港に自分で会社を作って、その投資家としてビザを取得することで香港に居住しています。

もともとは某社の駐在員として香港に来ていたのですが、不本意な帰任命令を機に前職を退職し今の形を作ることにしました。おかげさまで仕事にもお金にもぼちぼち困ってないですし、なによりもストレスフリー！

思えば、会社にいた頃はくだらなくて生産性のない仕事ばっかりしてました。

本社へのアピールのために出来もしない計画をつじつま合わせして作らされたりとか、現地事情を無視した本社の都合を押しつけられたりとか、そんで挙げ句の果てに責任とらされたりとか、状況の良くない海外事業所にいらっしゃる方なら誰もが感じている不満をそのままって感じでしたから・・・。

会社なんて人生を掛けて尽くすものではないねと改めて思います。

ま、それはそれでお金を得るための「仕事」だと思えばいいのだけど、しかし人生も後半戦に突入した今日この頃にあって、こんな事に時間を費やしていいものかとも思っていました。

こりゃ人生の浪費だよ、と。

そんなこんなで退職して半年ちょっと。
感想としては、「いやー、ホント辞めて良かったｗ」という感じです。1ミリたりとも後悔無し。

（自営業なので平日からプールでゴロゴロするの図）

幸せなことに仕事とお金に困っていないというのもありますが（この辺は、いずれ退職することを視野に入れて、前職と関係のない世界で生きていけるようにある程度準備してましたので）、なによりくだらない社内政治みたいなものから離れて生産性と自分の価値観を基準に働ける環境が最高です。

会社にいた頃、会社の体制に文句を言うとすぐに「嫌なら辞めればいい」という上司がいて、ちょっとカチンと来たこともあったのですが、今にして思えばその通りだよなぁと(笑）

まぁ、サラリーマンとして最後まで勤め上げた彼の本意とは違うと思うけど・・・

自分の考えたことを、自分の価値観で判断し、自分のリスクで投資して、その結果を自分のモノとして受け入れる。

考えてみればごく当たり前のことなのに会社にいるときはそれが出来ず、たぶんそれが一番不満でストレスの原因だったのだと思います。

「投資」という意味で最も価値が高いのは「時間」だと思います。
自分の人生を投資と考えるなら、不満を持ちながら会社にいる時間というのは浪費以外の何物でもありません。それで幾らかのお金は貰えるわけですが、時間と対比して投資効果が高いと言えるでしょうか？

どんな汚れ仕事でもそれが素晴らしい経験となり「自分にとって時間を投資する価値がある」と考えられるなら、それはそれで意味があることです。もちろん、そのリターンがお金でも。

しかし、そのことによって自分の人生や気持ちを暗くしてしまうなら、それは本末転倒ですよね。

だったら、「短い人生。無駄なことはしない」と割り切って生きてみるのもいいものだなと思ってみた。退職＆独立半年経過後の僕の日記でした（笑）

おまけ。
こんな事書きましたが僕は前職の「会社」には心から感謝してます。結果的に香港に赴任させてくれたおかげで今の生活があるわけですし、そのおかげで視野がグーンと広がったのも事実。ただ単に社内での「人」との巡り合わせが悪かったということですが、そういう人はいずれ不幸になるでしょうし、そのおかげで思い切って退職してストレスフリーな環境を持てたので、結果オーライって奴ですねｗ