激安SIMフリースマホ モトローラ Moto G香港版を買ったよ
去年からガジェット好きの間で話題になっている激安なのに高性能なSIMフリーアンドロイドスマホ「モトローラ Moto G」を購入しました。
っていうのも・・・
先日旅行中に、我が中国用愛機「小米 2S」を無くしまして(T T)
で、最初は同じく小米が発売しているもっと激安アンドロイドスマホ「紅米」を買おうかと思っていたのですが、争奪競争に敗れて購入できず、それじゃってことでモトローラ Moto Gに行き着いた次第です。
ちなみに、Moto Gと紅米はこちら香港でも激安スマホの双頭としてライバル視されてたりして、どっちが面白いかというのは悩みどころ。Moto Gは供給が潤沢なのですぐ買えるけど、紅米は供給を絞っているので定価だとなかなか買えない(プレミア付き価格なら先達市場などですぐ買えるけど)など、いろいろ悩ましい。
Moto G vs 紅米を比較してみる
とりあえず、Moto Gのスペックを見ながら紅米と比較したいと思います。
Moto G(香港版) | 紅米(香港版) | |
SIMカード | DUAL SIM(マイクロSIM) 2G+3G(WCDMA) (3G同時待ち受け不可) |
DUAL SIM(ミニSIM) 2G+3G(WCDMA) (3G同時待ち受け不可) |
CPU | Qualcomm Snapdragon 400 Quad-core 1.2Ghz |
MTK MT6589T Quad-core 1.5GHz |
ディスプレイ | 4.5インチ Gorilla Glass 3 1280 X 720, 329 ppi |
4.7インチ Gorilla Glass 2 1280 X 720, 312ppi |
内部メモリ | 1GB RAM / 16GB ROM | 1GB RAM / 4GB ROM |
外部メモリ | 使用不可 | microSDHC |
OS | Android 4.3 (Android 4.4 KitKatにUD化) |
Android 4.2 (MIUI V5) |
メインカメラ | 500万画素 | 800万画素 |
サブカメラ | 130万画素 | 130万画素 |
充電池 | 2070mAh バッテリー交換不可 |
2000mAh |
Wi-Fi | Wi-Fi 802.11 b/g/n | Wi-Fi Direct |
Bluetooth | Bluetooth 4.0 | Bluetooth 3.0 |
サイズ | 129.9 x 65.9 x 11.6 mm 143g |
137 x 69 x 9.9mm 159g |
価格 | 定価:HK$1,898 実売:HK$1,800くらい |
定価:HK$999 実売:HK$1,200くらい |
ってな感じでスペック上はなかなか良い勝負。
CPUで見るとMoto GはQualcomm Snapdragon 400のクアッドコア1.2GHz。対する紅米はMTK MT6589Tのクアッドコア1.5GHz。一見、クロックが上の紅米の方が速そうですが、実際はSnapdragon
400の方が性能が上なため体感的にはMoto Gの方が速い。
ベンチマーク的にもMoto Gの方が微妙に上ですね~
ディスプレイは画素数は同じですが、紅米の方が微妙に大きい。
特筆すべきはMoto Gの329 ppiで、実際に見ると超美麗なディスプレイとなっており、格安機とは思えないクオリティ。
メモリはMoto Gの16GBに対して紅米4GBですが、その代わり紅米はSDカードが使用できるのでこちらの方が汎用性が高いかな。
あと、Moto Gはバッテリーがはめ込み式になっているので交換不可。
実際に使った感じだと普通の使い方で1.5日くらいバッテリーが持続し容量にはかなり余裕があるので普段使いでは問題ないかな~
最期に価格。
圧倒的に紅米が安い。っていうか、このスペックでHK$999(13,000円くらい)とは恐るべき安さですが、実際には供給量制限のおかげでこの値段で買うのは難しく、転売品をHK$1,200くらいで買うことになります。
この価格差ならMoto Gかな~、ってことで、購入!
香港版とエクスパンシスで売っている通常版の違いは、DUAL-SIMかどうかとメモリの容量。
香港版 | 通常版 | |
型番 | XT1033 | XT1032 |
SIM | DUAL-SIM | Single-SIM |
メモリ | 16GB | 8GB |
DUAL-SIMといっても、2枚同時に3G待ち受けできるわけではなく一方は2G(GSM)となります。日本ではGSMは使えないので実質DUAL-SIMは機能せず「単にSIMが2枚させるだけ」になってしまいます。あとはメモリ容量が8GBで行けるかどうかというところですね~。
香港版はHK$1,800で日本円にすると23,400円くらい。
この記事を書いている時点でエクスパンシス価格と同じくらいってのをどう考えるか?
あ、そうそう。
スペック上で重要な点ですがMoto G及び紅米はLTEに対応していません。
格安機ってことで最新スペックが利用できないのですが、実際使った感じとしては大きなファイルさえ落とさなきゃ、あまり不自由はないかな。。。いや、もちろんLTEに比べたら遅いですよ、実際。
Moto G香港版の実機レビュー!
それではモトローラMoto Gの実機を見ていきましょう~
まずは包装箱。
格安モデルだけあってコストダウンを感じさせるチープな箱。新品買ったのに正規品保証シールがハゲかけているというところが香港だ・・・
ちなみに「行貨」とは、香港国内正規品のこと。
反対は並行輸入品で「水貨」といい、先達市場あたりだと水貨の方が微妙に安く売られていたりします。
通常版のMoto Gの付属品はUSBケーブルと取説のみという思い切りの良さらしいのですが香港版にはイヤホンとACアダプタ(USBじゃなく単なる充電用のACアダプタ)が付属。その代わりUSBケーブルが付いてないわけですが、USBケーブルだけの方が使い勝手が良いと思うのは僕だけだろうか・・・?
どうせ、安物のイヤホンとか使わないし
そしてこちらが本体。
とにかく液晶がきれいなので本体はチープな感じはしない。っていうか結構カッコイイ。この仕上がりで2万円ちょっとなら全然OKですね~。
裏面はかつてのThikPadのようなマットな素材。
しっとりと手になじむ感じで手触りもよく、また滑りにくいので持ちやすい。
かつて高級携帯電話として知られたモトローラのマークが格安機に付いているというのが、なんというか感慨深くもあります。
裏ぶたを開けるとこんな感じ。
バッテリーが見えるのですが取り外しは不可。予備バッテリーが使えないのは少々不便ですね。
香港版はDUAL-SIMなので、右上と左下の2カ所にSIMカードが刺さります。
SDカードスロットはありません。
実際にSIMカードを挿してみたのですが・・・
香港の3.comのSIMだとAPNを自動的に設定してくれず(正確には設定するけど間違っている)、手動で修正が必要。深センのチャイナユニコムのSIMだと自動設定で通ったので相性があるのかもしれない。
いちばんの問題点は標準では日本語が選択できないこと・・・
いや、日本で売る売らないは別として日本人も使うかもしれないし日本語は入れておこうよ、と熱望したくなりますが海外携帯ではよくあることなので、後ほど日本語化したいと思います。しかし、これが結構難工事。
ちなみにシステム上日本語が無くても、Google Play StoreからGoogle日本語入力をダウンロードすれば日本語入力などは問題ありません。あくまでメニューなどの表示が英語になってしまうだけ。
ただし、アプリによってはアプリ上で言語設定ができず、アンドロイド上の言語設定をそのまま適用しちゃうものがあり、鬱陶しいので、面倒でも日本語化した方が使いやすいのは確かです。
日本語化は結構難工事なので、後ほど別記事で紹介します。
カメラはどうよ?
最近はデジカメを持たずにスマホで済ませることも多いのでカメラは結構大事。
Moto Gのカメラはメインカメラが800万画素と、まぁ、ぼちぼちのスペックな訳ですが、実際の撮影はちょっと厳しめ・・・。
ちょっと暗い店内とかだと結構ノイズが載っちゃいますね~。
あと、AFのくせに微妙にピントが甘い。
Moto Gだけもって飲食店に行ってブログ用の写真を撮るってのはちょっと厳しいかな~。店内が明るいところなら良いけど、暗いところだったら絶望的。
記事を書きながらキーボードを撮ってみた。
本物はもっと綺麗なのになんか埃っぽい感じに・・・
カメラはメモ用程度と思っておいた方がよさげ。
全体的な感想
上記のようにカメラが少々微妙ではありますが、日本円で2万ちょっとという安さでこのスペックは十二分に納得できる内容です。
僕は香港用にiPhone5を使っていますが、Moto Gをメインに使ってもあまり不自由を感じないレベル。LTEが使えないため通信速度の遅さは否めませんが、携帯自体の挙動は至って快適。
アンドロイドなので縦スクロールで微妙にもたつくことがありますが、タッチパネルの動作もぬるっとしててスムーズ。動画再生などもバッチリなので、このスペックで特に不自由は無いと思います。
日本だったらBIGLOBE LTE・3Gなどの格安SIMと組み合わせて使ったら面白そうですね~。さらにIP電話で電話番号を取得すれば、月額980円でスマホが使えることになります。
あまりヘビーに使わないなら、月5,000円の携帯代が980円になるので、最初に20,000円ちょっと出してSIMフリー携帯を買うってのはありかと・・・。
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