深セン 海底撈火鍋(ハイディーラオ)で中国式サービスの神髄を見た

香港に来て半ば諦めていることの一つに飲食店でのサービスがあります。
香港の飲食店の店員の態度の悪さは本当に酷く、お会計の伝票を投げたり、あからさまにめんどくさそうに対応されることもしばしば・・・。

僕の感覚では深センの方が若干マシな気がするのですが、そんな状況の中、至れり尽くせりともいえるきめ細かいサービスと、美味しい火鍋が食べられることで有名なのが海底撈火鍋(ハイディーラオ)という火鍋店です。

その気遣いっぷりは「日本を越えた」と思ってしまう程。
そりゃもうウザイくらい話しかけてきます。僕は中国語分からないのですが・・・。

至れり尽くせりは店に入る前からスタート。
お店の前でたくさんの店員が待ち構えていて笑顔でお出迎え。そして、荷物を持ってくれたり、丁寧に案内してくれたりと、中国感覚だと面食らうくらいのお出迎え。

もちろん店内は小綺麗にされており、それほど高級なお店ではないのに、日本人的にも違和感を感じることがありません。

無料のおつまみも充実。
そして凄いのが付け汁の種類。とても選べないくらいの具材を自由に使って付け汁を作ることが出来ます。

しかも・・・。
席に座っているとこれらを勝手に持ってきてくれたりします。「この具材にはこの味がオススメですよ」的な感じで。

ちょっとでもキョロキョロしているとすぐに店員が来るし、熱々のお手ふきは定期的に代えに来てくれるし、携帯を汚さないようにビニールケースに入れてくれるし、先日なんて赤ちゃん連れのお客のためにベビーベッドまで登場していました。

ここまでやる店は日本にもないぞ!

サービスだけじゃなく味もGood!
こちら羊の肉:42元

以前、ローカル食堂に食べに行ったことがある鴨血
鴨の血を固めたという強烈な食べ物なのですが、これが全く臭みが無くて辛いスープと絶妙に合う。美味しいので恐怖を乗り越えて食べてみるべき!

野菜をガッツリ食べられるのも火鍋の良いところ。
個人的にはキノコ類と海草が美味しくてオススメ。

スープは10種類以上から選べるのですが、「鴛鴦鍋」と書かれた奴が一番オーソドックスで白湯スープと麻辣の効いた赤いスープの組み合わせになっているようです。

この赤い方・・・
山椒の味が強烈で、間違えて山椒の実を食べたら口のまわりがスースーして死にそうになります。なので、スープの底に沈んでいるスープ具材を半分くらい外に出してから食べるのがオススメ。

スープ、具材とも満足レベルに美味しいのですが、結構アレな素材もたくさんあります。写真は豚の脳みそ。生まれて初めて食べましたが日本の白子みたいな感じで意外に美味しい(笑)

そして海底撈火鍋(ハイディーラオ)の名物の一つ、麺打ちパフォーマンス。

シメで麺を注文すると、練った小麦粉を持った店員が登場し、音楽に合わせてダンスを披露しつつ麺を伸ばしてくれます。麺の伸びっぷりにビックリ!

いや~、海底撈火鍋(ハイディーラオ)、ホント良い店だ!
香港ではサービスというものを諦めていたのですが、中国の人にもこういったサービスを求める感覚があると再認識しました。こういうお店が増えると暮らしやすくなると思うので是非頑張って欲しいものです。

住所 深圳市罗湖区友谊路63号友谊城A座5—6楼
電話番号 0755-82250991
営業時間 24h
 

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